ガソリン携行缶、温度変化に気を付けて! 国民生活センターの注意喚起に「なんてことだ」
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- 出典
- 国民生活センター
ガソリンを運搬する機会がある人は、自宅にガソリン携行缶があるのではないでしょうか。
燃料切れにも備えられる便利なものですが、扱い方を間違えると大事故を引き起こす可能性があるため、正しく扱う必要があります。
取り扱い方を間違えると事故の原因に
ガソリン携行缶は便利である一方、扱い方を誤ったために漏れや事故を起こすケースが報告されています。
国民生活センターによると、引火の危険性があり、過去には多くの死傷者や怪我人が出た大事故も起きているのだとか。
そもそもガソリンは気化しやすく、マイナス40℃の低温でも気化が続いています。
常温でも蒸気が発生しているため、ライターや静電気のような小さな火でも爆発・燃焼を起こすこともあるほど、取り扱いに注意が必要な物質なのです。
「ガソリン携行缶に入れておけば気化しても広がらないし、安全なのでは?」と思うかもしれませんが、保管する場所によってはその限りではありません。
高温・温度変化の大きい場所は危険
高温の場所、または温度変化の大きな場所での保管は大変危険です。保管中はたまにエア調整ねじで内圧調整をしたり、保管場所を適切な温度に保つように注意しましょう。
長期間の保管はNG
また、ガソリン携行缶はもともとガソリンを『保管』するための容器ではありません。あくまで『運搬』のための容器として作られているため、想定を超えた長期間の保存は缶本体に亀裂が入ったり、ガソリンが漏れたりする原因になります。
中には「2年前に購入したガソリン携行缶に亀裂が入っていた」「助手席にガソリン携行缶を置いて煙草を吸おうとしたら引火して負傷した」などの報告もあり、扱いの難しさや危険性を表しています。
正しい取り扱いをしていれば危険性は減少しますが、かといってまったく危険ではないということではありません。
可能な限り安全に使用できるように、「温度変化に気を付ける」「長期間の保管には使わない」などの注意点を守りながら、適切に扱いましょう。
[文・構成/grape編集部]