『魔法の杖』を開くと心も開けてくる 忙しい日々の中で、遊び心のあるほっとする瞬間
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
『魔法の杖』に聞いてみれば
日本人にとって『おみくじ』は馴染みのあるもの。大吉が出たら大喜び。中吉くらいがちょうどいいな、と納得してみたり。
凶や大凶が出たら、おみくじなんて迷信、または引かなければよかったと後悔したり。大の大人であっても、ちょっと惑わされるのがおみくじです。
おみくじに少し似ていますが、吉とか凶とか関係なく、『神託』『メッセージ』を教えてくれるのがオラクルカードです。
美しい絵柄や、そのメッセージに伴った絵柄のカードをアトランダムに引きます。すると不思議なことに、その時の自分にフィットする言葉が書かれていたりするのです。
これらの言葉は、オラクルカードの作者が考えたものであったり、イエスやブッダの言葉などから引用されたものもあります。
特徴としては、おみくじのように『凶』に当たる言葉ではなく、ポジティブな言葉が綴られています。たとえば、(今日、大切にすることは何かな)と思って引いてみる。迷っているときのヒントを求めて引いてみる。
そんな軽い気持ちでカードを引くという使い方が、多く人に親しまれているのだと思います。
鏡リュウジさんが監訳した『魔法の杖』という小さな本、オラクルブックを初めて開いたとき、そこにあった言葉は、
「木星は、OKだと言っています」
でした。木星、Jupiterです。平原綾香さんに書いた『Jupiter』は私の代表曲となり、中越地震の折には多くの被災者の方々の励ましになったそうです。
私自身にとっても特別な思いのある歌なので、このメッセージは天から(大丈夫)と、OKをもらったような気がしました。
「イエス、あなたはそのことを通して もっとハッピーになれます」
これは、今日開いた言葉です。『そのこと』とは何なのか。今、苦戦している仕事……と捉えると、(よし!頑張ろう)という気持ちになります。
時には、このような励ましとなり、背中を押してくれるきっかけになるのです。
私が主催するクリスマスパーティーなどで、参加者の方々に私自身の言葉を書いたカードをおみくじのように引いてもらうことがあります。
私の言葉でさえ、その人の心境にフィットするのですから面白いものです。潜在意識が必要な言葉を引き当てる。引き寄せの法則につながる何かがあるのかもしれません。
筮竹で占う占術の精度もなかなかのものです。娘が小学生のとき、提出する大事なプリントが見つからないことがありました。
家中、どこを探してもない!そこで夫が筮竹で卦を立てたところ「風の近くにある」という意味の卦が出ました。
窓の近くなど探したのですが、ありません。ふと見ると、ドラえもんの絵のうちわが床に落ちていました。なんとプリントは、そのうちわの下にあったのです。
「風の近くにある」……。筮竹のあまりの精度の高さ、そして示唆する言葉の絶妙さは感動ものでした。
おまじないかもしれない。気休めかもしれませんが、『魔法の杖』を開いてみると、心も開けてくる。忙しい日々の中で、遊び心のあるほっとする瞬間でもあるのです。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」