「子供が可哀想じゃない?」保育園に預けながら働いてみたママが思うこと
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4月になり、保育園に息子を預けて仕事をするようになって、1年が経ちました。
待機児童や保育園不足など、何かと話題になっていますが、実際に子供を保育園に預けながら仕事をしている私が感じたことをご紹介します。
「在宅なら子供を看ながら働けるからいいよね」
元々フリーでデザインの仕事をしていて、結婚を機に在宅で仕事を請けるようになりました。
子供を授かってからも、妊娠中はひどいツワリに悩まされることはなく、出産するギリギリまで仕事をしていました。
会社員ではないので、育児休暇など当然ありません。働かなければ生活費が足りませんから、子供を産んで4ヶ月で仕事を再開しました。
乳幼児のうちは寝ている間に仕事と家事をこなしていました。しかし、夜泣きが始まれば睡眠不足が続き、よちよち歩きをするようになると、余計に目を離すことができず、仕事が出来ません。
子供の可愛い時期に、その様子をじっくりと見守る余裕もなく、ずっと子供を寝かしつけて仕事をすることばかり考えていました。
さすがにこのままでは良くないと思い、保育園への入園を考えましたが、相談しに行った役所では、
「在宅なら子供を看ながら仕事ができるんだから、保育園は諦めなさい」
そう言われて、ひどく悲しかったのを覚えています。
私の住んでいる地域は、フルタイムで働く人でもなかなか保育園に入れない、待機児童の多い場所。1歳での入園はその言葉に心が折れてしまい、諦めました。
それから1年、睡眠時間を削りながら仕事をこなし、家事と育児に奔走する毎日を送りました。
体力がついて昼寝すらしなくなり、稼ごうにも時間が取れないことからお断りする仕事が増えました。このままではフリーでやっていこうにも仕事が来なくなってしまう。子供を連れて田舎に帰ることも考えました。
しかし、近所に新しく保育園が新設されると知り、ダメもとで申し込んでみたところ、まさかの入園が決定!本当に嬉しかったです。
保育園に預けて良かったこと
仕事と子供、それぞれに集中できる
保育園に預けて働くようになると、それまで断っていたお仕事も受けられるようになりました。また、何より集中して作業できるので、スケジュール通りに進められるようになりました。
そして一番変わったことは、きちんと子供と向き合う時間ができたこと。
子供を看ながら仕事をしていた時は「どうやったら寝てくれるだろう」「仕事が進まない」と、子供と一緒にいても仕事のことばかり考えていました。
もちろん送り迎えや家事で慌ただしい毎日ですが、仕事とそれ以外の切り替えが出来るとことで、子供のことがよく見えるようになってきました。
子供がたくさん話すようになった
2歳で入園した息子は、ようやく二語文(◯◯が△△)が出るくらい、言葉が遅れていました。
しかし、保育園に通うようになってからぐんと言葉数が増え、今では普通に言葉でコミュニケーションをとることが出来ます。
また、もともと一人遊びをよくする子で、入園した当初もお友達と関わろうとしていませんでした。ですが、今ではお友達の名前を呼んで挨拶したり、一緒に遊んだり、好きなものについてお話しをしたりするようになりました。
子供はやはり同じくらいの子供を見て、影響を受けるんだろうな、と実感しています。
発達障害の兆候に気づけた
そして、息子にはどうやら軽微ながら「発達障害」の兆候があるようです。
3歳児健診でも、少し気になると言われましたが、言葉も遅かったしそのうち追いつくのでは?とのんびり構えていました。
園長先生からお話しを聞き、息子に見つからないよう日中の様子を見せてもらいましたが、他の子達とは明らかに違う行動を取っていて、とても驚きました。
もし、保育園に入れず、同じ歳の子供達と一緒に過ごす様子を見ないままでいたら、このぐらいの年齢ならそう言うものだろうと、その兆候を見逃していたかもしれません。
今は保育園と専門の先生と連携して、対処の仕方などを工夫してもらっています。
安心して預けられる保育園に感謝
「家で出来る仕事なら、子供看ながら仕事すればいいのに」
「こんなに小さい子供を預けてまで働くの?」
そんなことを言われたりもしましたが、子供を育てるためにはお金が必要です。そのお金を稼ぐためにも働かなくてはいけません。
在宅で実際に子供を看ながら働いていましたが、子供のために働きたいのに子供を邪魔に思ってしまう瞬間がありました。そう思ってしまう自分を責めたこともあります。
色々な考え方があると思いますが、どれがいいのかはその家庭次第だと思います。
子供と離れている時間は長くなったけれど、その分子供のことをちゃんと考えてあげられる余裕を持てるようになりました。
それだけでも私は保育園に預けることができてよかったですし、安心して預けられる保育園にとても感謝しています。
保育園に預けるのが不安だったり、後ろめたい気持ちを持って働くママやパパの気持ちが、少しでも軽くなるといいなと思って書きました。周りの言葉なんて気にせずに堂々と、育児も仕事も頑張りましょう!