弁当のミニトマト、夏は要注意! 思わぬリスクに「気を付けないと…」
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- 出典
- curama.jp
気温が高い時により気を付けたいのがお弁当の食中毒対策です。
作ってから食べるまでに時間が空くお弁当は、傷みやすいもの。基本の対策をていねいに実践して、食の安全を守りましょう。
300種類以上のサービスが頼める『くらしのマーケット【公式】』(curama.jp)のInstagram投稿より、お弁当の食中毒対策の基本を紹介します。
お弁当の食中毒対策 その基本は
お弁当作りをするうえで、まず頭に入れておきたいのが食中毒への基本対策についてです。特に5~9月は、食中毒による健康被害が発生しやすい時期。お弁当はリスクが高いことを心得て、適切に準備するようにしましょう。
くらしのマーケットによると、食中毒対策の基本は『菌を付けない』『菌を増やさない』『菌をやっつける』の3つです。食中毒の原因になりやすい菌とそれぞれの特性を知ったうえで、適切に調理しましょう。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
加熱・消毒・除菌をしよう
例えばノロウイルスは、中心温度が85~90℃以上になるよう加熱すれば死滅します。腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌は、75℃で60秒以上加熱するとやっつけられるそうです。
中までしっかりと加熱することで予防できるケースは多いので、ぜひ意識してください。
食材はもちろん、調理器具や手指はしっかりと洗浄・消毒しておきましょう。生でも食べられるハムやかまぼこも、夏場はいったん加熱してからお弁当に詰めるのがおすすめです。
汁はできるだけ出さないように、しっかりと冷めてからお弁当箱に入れてください。仕上げに除菌シートを乗せたり、食品にも使えるアルコール製剤を吹き付けたりするのも効果的です。保冷剤を一緒に入れておけば、菌を増やしにくくなります。
お弁当に欠かせないミニトマトは
お弁当に赤色を足したい時に、便利に使えるのがミニトマトです。食中毒対策としては、夏場は生野菜を避けるのがおすすめ。とはいえ「お弁当に定番のミニトマトを使えないのは困る…」という人も多いのではないでしょうか。
ミニトマトを入れるなら、必ずヘタは取り除いておきましょう。複雑な形状をしたヘタ部分は、菌が繁殖しやすいポイントです。事前に取り除いてしっかりと洗い、水気をよく拭き取ってからお弁当箱に詰めれば、菌が増えにくくなります。
ミニトマト以外にも、ヘタが付いた生野菜やフルーツは同様の手順で対策しましょう。アメリカンチェリーにいちご、ブドウなど、デザートとして定番のフルーツにも十分に注意してくださいね。
気温が高い日のお弁当を安全に楽しむためには、作り手側の工夫が必須です。食中毒の原因菌の特性を正しく把握したうえで、適切に対策しましょう。
また、暑い日には食中毒になりやすい食材・料理を避けるのもおすすめです。基本の対策をしっかりと実践し、家族の健康を守ってください。
[文・構成/grape編集部]