『過渡期』とは? 類語や対義語もあわせて意味や使い方を分かりやすく解説!
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変化が目まぐるしい社会において、『過渡期』という言葉を目にする機会も多いのではないでしょうか。
ここでは『過渡期』の意味や類義語、対義語などを例文とともに解説していきます。これらを一緒に覚えることで、『過渡期』という言葉の理解がより深まるでしょう。
『過渡期』の意味とは?
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ここでは『過渡期』の読み方と意味を解説していきます。『過渡期』という言葉を聞いたり見たりすることはあるものの正しい意味を理解していない人も多いのではないでしょうか。
『過渡期』の読み方
『過渡期』は、『かとき』と読みます。しばしば耳にする『かどき』と濁る読みは間違いなので覚えておきましょう。また『過渡』を『かわたし』と読むと『お金を渡しすぎること』というまったく違った意味になってしまうので注意してください。
『過渡期』とは移り変わりの途中の状態
『過渡期』は、物事や事象が移り変わる途中の状態を表す言葉です。古いものから新しいものへと移り変わる中間期に当たり、何も確立していない不安定な時期でもあります。
『大人への過渡期』などと、人生のある段階を形容したり、『働き方の過渡期』など、社会やビジネスなどで制度や価値観、仕組みなどが変わりゆく状態を表したりもしますね。
『過渡期』の使い方
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『過渡期』はさまざまなシーンで使われますが、ここではビジネスや人生における『過渡期』の使い方を見ていきましょう。例文を紹介していくので、使い方の参考にしてください。
仕事での『過渡期』
ビジネスシーンにおいて『過渡期』は、仕事の体制の変化や企業の急成長について言及する時に使われます。企業の体制や方向性、プロジェクトなどが決まっておらず、新しい方向性を模索していかなければならない状態を表すこともあるでしょう。
【例文】
人生での『過渡期』
人生において、成長段階を表すのにも使われる『過渡期』。誕生から就学、思春期、就職、結婚など人生の重要な変化の時期にしばしば『過渡期』が使われます。
この時期は不安や焦りが伴い、新たな方向性を模索している最中でもありますよね。今いるステージが終わり、次のステージへ踏み出す前の不安定かつニュートラルな状態にある場合も。
特に13歳〜20歳頃までの思春期は、子供から大人への移行期間であり、人生における『過渡期』といわれています。
【例文】
『過渡期』と『黎明期』の違い
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『過渡期』と『黎明期(れいめいき)』ですが、同じような意味だと認識している人も多いでしょう。どちらも移り変わりの特定の段階を表す言葉ですが、それぞれ違った意味があります。
『黎明期』は、新しい時代や文化が始まろうとする時期という意味で、夜明けの状態をさす言葉。一方で『過渡期』は、制度や時代が別の状態へ変化していく途中の時期という意味を持つので、『黎明期』とは違いますよね。
また『黎明期』は、新しく生まれたものが動き始めるという希望や期待に満ちています。一方で、『過渡期』は、変化の段階にあるため方向性が定まらず不安定なイメージを伴うでしょう。段階は、『過渡期』の後に『黎明期』の順番です。
『過渡期』を三字熟語で言い換えると?
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『過渡期』の言い換えとして次のような三字熟語があります。類義の熟語ですが、意味とニュアンスが少し違う場合もあるので詳しく説明していきますね。
変革期
『変革期』は広範囲の変化や改革が行われる時期を意味し、社会や経済、制度において大きな変化が見られます。変革が終了した後には長期にわたって影響をおよぼすものとなるでしょう。
『過渡期』がゆるやかに移り変わる状況を表すのに対して、『変革期』は大規模な変化を遂げていく状況を表します。
【例文】
転換期
『転換期』は、ある状態が別の状態に移り変わろうとしている時期を指します。『過渡期』と意味合いとしてはほぼ同じでしょう。
【例文】
変容期
『変容期』は、『過渡期』と同じく物事や状態が変化していく時期を表しますが、その変化がより内面的で本質的であることが強調されます。
【例文】
『過渡期』の対義語
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『過渡期』には明確に定義された対義語はありません。しかし、対照的であったり対になっていたりする言葉がいくつかあります。
『過渡期』が不安定な状態である、という意味合いから、安定した時期や状態を表す言葉が対義語に分類されることがあるので紹介していきますね。
安定期
『安定期』は、物事や状況が落ち着き大きな変化がない時期を表します。『過渡期』は、物事が移り変わる途中の不安定な時期を意味するので、『安定期』は対義語といえるでしょう。
【例文】
全盛期
『全盛期』は、もっとも勢いがあり、もっとも活発な状態にある時期を表します。不安定な時期にある『過渡期』が終わりを告げた後に『全盛期』が訪れることから、対義語だとみなされるのでしょう。
【例文】
『過渡期』を英語でなんという?
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『過渡期』は、英語で『transition』や『transition period』と表記します。『transition』は、移行、移り変わり、『period』は期間という意味なので、英語に訳す時はこれらを使うとよいでしょう。
例文を紹介するので、使い方の参考にしてください。
【例文】
(日本経済は過渡期にある)
『過渡期』の意味を理解し使ってみよう
『過渡期』は、社会や制度、文化、経済や人生など、さまざまなシーンで使われる言葉です。類義語や対義語もあわせて理解し、日常やビジネスで適切に使いましょう。
[文・構成/grape編集部]