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『すごい』の言い換えは? 相手や場面で使い分けられる類語を紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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『すごい』は素晴らしいこと、驚くべきことがあった時に使える便利な言葉です。しかし『すごい』だけでは稚拙な印象を与えたり、何がどのように優れているのか具体的に伝えられなかったりすることもあります。

日本語には心の機微を伝える豊かな表現があり、『すごい』にも多くの言い換え表現や類語が存在するのです。『すごい』の意味や類語、言い換え表現を覚えて、自分の感情を相手の心に届けていきましょう。

本記事では『すごい』の意味、類語、言い換え表現と、使用する時の注意点をご紹介します。

『すごい』とは

驚く女性の画像

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『すごい』には「ゾッとするほど恐ろしい」という意味や、「びっくりするほど程度が並外れている」「大層な」などの意味があります。

本来は、ゾクゾクするほど気味が悪いさまを意味していました。しかし最近では物事が非常に優れていたり、驚くべきことを表現したりする場合に使われることが多いようです。『すごい』には、以下のような意味があります。

  1. 非常によい。
  2. 非常に悪い。
  3. 大きさや効果において通常を超えている。
  4. 程度、範囲、量、力が異常に大きい。
  5. 恐怖、不安。

『すごい』の類語

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『すごい』は、物事のプラス、マイナス両面の評価に使われます。上記の『すごい』の意味にそれぞれどのような類語があるか、具体的に見ていきましょう。

非常によい意味での類語

非常によい意味での『すごい』の類語には、『素晴らしい』『素敵』『目ざましい』『ワンダフル』『驚異的』『見事』『最高』『ファンタスティック』があります。例文としては以下の通りです。

【例文】

・素敵な作品。

・素晴らしいパフォーマンス。

大きさや効果において通常を超えている意味での類語

大きさや効果において通常を超えている意味での『すごい』の類語として、『重大』『どえらい』『大きい』『莫大』『著しい』『めちゃめちゃ』が挙げられます。類語を使った例文が以下です。

【例文】

・重大な事件。

・甚大な被害。

恐怖・不安を意味する類語

恐怖・不安を意味する『すごい』の類語は、『おぞましい』『恐ろしい』『ものすごい』『酷い』『悍ましい』です。類語を使った例文がこちらになります。

【例文】

・恐ろしい出来事。

・酷いケガ。

程度・範囲・量・力が異常に大きい意味での類語

程度・範囲・量・力が異常に大きい意味での『すごい』の類語なら、『どえらい』『極大』『巨大』『とてつもない』『凄まじい』『甚大』『大きい』『はなはだしい』が当てはまるでしょう。類語の例文は以下のようになります。

【例文】

・とてつもない量のプレゼント。

・絶大な人気を誇る。

非常に悪い意味での類語

非常に悪い意味での『すごい』の類語は、『猛烈』『厳しい』『激甚』『痛烈』『劇しい』『きつい』『深刻』『厳烈』『むごい』『激切』『とんでもない』です。類語を使った例文は以下をご覧ください。

【例文】

・猛烈な雨風。

・とんでもない怒り。

『すごい』のカジュアルな場面での言い換え

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友人や家族と過ごす日常生活で、『すごい』をほかの言葉で表せたら、生活が楽しく豊かになりますね。日常生活の中で使えるような『すごい』のカジュアルな言い換え表現を紹介します。

素晴らしい

【意味】

無条件に褒めたたえられるさま。誰もが感心するほど、群を抜いて優れている。 

【例文】

・今回の展覧会は素晴らしかった。

・彼の作る料理は素晴らしいと評判だ。

見事

【意味】

見るべきこと。見るべき価値のある事柄。立派で巧みなさま。

【例文】

生徒たちは見事な演技を見せた。

素敵

【意味】

自分の気持ちに合っていて、心を惹かれる、非常に優れているさま。

【例文】

セールで素敵なドレスを買った。

驚くべき

【意味】

驚いて当然であるくらいはなはだしい。信じがたい。

【例文】

彼は驚くべき成長を遂げた。

感動的な

【意味】

感動している、人を感動させるさま。

【例文】

映画のラストシーンは非常に感動的だった。

『すごい』の仕事やフォーマルな場面での言い換え

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目上の人と接する場面や、仕事などのフォーマルな場で『すごい』を多用してしまうと稚拙な印象を与えてしまいます。仕事やフォーマルな場面で使える、言い換え表現を見ていきましょう。

感服

【意味】

深く感心して、尊敬、尊重の気持ちを抱くこと。

【例文】

迅速な対応に感服しました。

感銘

【意味】

忘れられないほどの感動を抱く。自分の考え方や生き方に大きな変化をもたらすような感動を受ける。

【例文】

御社の経営理念に感銘を受けました。

敬服

【意味】

相手の行動や能力、実績などを非常に尊敬し、強い敬意を表して称賛する。

【例文】

部長のお考えには心底敬服いたします。

卓越した

【意味】

比較対照と比べて大幅に、群を抜いて優れている。通常からかけ離れていること。

【例文】

卓越した技術力を持つ社員。

うならされる

【意味】

出来栄えのよさに、思わず声がでる様子。印象が強い。心を打たれた。

【例文】

彼のアイディアには毎回うならされる。

恐れ入る

【意味】

相手の好意などに対して、ありがたいと思う。恐縮、脱帽する。相手の才能、力量に太刀打ちできないと思う。

【例文】

あなたの英語力には恐れ入ります。

脱帽

【意味】

相手にまいりましたという気持ちを抱き、敬意を示すこと。

【例文】

彼女の勤勉さには脱帽する。

『すごい』の使い方で注意すること

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『すごい』は大変便利な言葉ですが、使い方やいい方に気を付けないと、相手を不快にさせてしまう場合があります。『すごい』の使い方の注意点を見ていきましょう。

『すごい』を多用すると稚拙な印象を与えてしまう

『すごい』は感動した時や驚いた時に反射的に出てきやすく、その気持ちが相手に伝わる便利な言葉です。しかし使いすぎると語彙力がなく、相手に稚拙な印象を与えてしまうので、注意しましょう。

文章ではふさわしくない場合がある

『すごい』は、口語的な言葉なので、特にビジネスやフォーマルな文章では使いにくい言葉です。相手やシーンに応じた『すごい』の言い換え表現を使うと文章の質が上がるでしょう。

また『すごい』は、俗語的な言葉でもあるので、世間で普通に使われている言葉ではありますが、格調の高い文章には使わない方がよいとされています。

目上の人に使うと失礼な印象を与えることがある

目上の人に『すごい』という気持ちを伝えたい場合には、そのまま使うのではなく、「敬服いたします」「驚くべきことですね」のように敬語表現に言い換えると失礼な印象になりません。

嫌味や皮肉と受け取られる場合がある

つい発してしまう『すごい』という言葉ですが、相手の状況や声のトーン、いい方によってネガティブな意味で受け取られてしまうことがあります。

上から目線の言葉だと受け取られることがある

『すごい』は、自分よりも目上の人や能力の高い人に対して使う時には特に注意した方がよいです。例えば、プロの画家に素人が「絵がすごい上手ですね」といった場合、人によっては「素人に評価されるなんて生意気だ」と受け取られることがあります。

自分は褒めたつもりなのにネガティブに受け取られてしまうことを防ぐためにも、具体的な表現に言い換える必要があるでしょう。

『すごい』の豊かな表現方法を知って、自分の思いを適切に伝えよう

『すごい』の言い換え表現を会話に取り入れると、相手に自分の思いを印象付けて適切に伝えられます。

会話に「感動的な○○」「驚くべき○○」などの表現を使うと、相手の興味を引けて、話に集中してもらえるかもしれません。

『すごい』の言い換え表現や使い方の注意点をマスターして、相手との関係性や状況、場面によって使い分けていきましょう。


[文・構成/grape編集部]

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