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失敗しない玄米のおいしい炊き方!保存方法とアレンジレシピも紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

玄米は白米よりも栄養価が高く、健康志向の人に人気のお米ですが、炊く時にパサパサしたり芯が残ったりしてなかなかおいしくできなかった経験はありませんか。

本記事では、玄米の浸水時間や水加減を始め、失敗しない炊き方などを解説します。基本を押さえれば、誰でも簡単にふっくらモチモチしたおいしい玄米が炊けますよ。

玄米を上手に炊くためのポイント

玄米の画像

※写真はイメージ

玄米を上手に炊くには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。白米と同じように炊くと硬かったり、芯が残っていたり、食感がべちゃっとしておいしくなかったりなどの失敗をしがちです。

玄米モードが搭載されている炊飯器であれば手軽に炊けますが、圧力鍋や土鍋となると、加減が今ひとつ分からないこともあるでしょう。炊飯器で炊く場合も含め、失敗する主な原因は以下の3つが挙げられます。

  • しっかり浸水していない。
  • 水の量が少ない、もしくは多い。
  • 白米モードで炊いている。

それぞれの解決ポイントを見ていきましょう。

しっかり浸水する

精米していない玄米は硬く、食物繊維が水の吸収を妨げるので、長時間浸水する必要があります。最低でも5〜6時間以上浸水しましょう。夏は8時間、冬は12時間が目安ですが、気温に合わせて調整するのが大事です。

通常は常温で浸水しますが、食べものが傷みやすい夏場は冷蔵庫に入れます。炊飯する前には必ず新しい水に入れ替えましょう。

水の量は炊き方で把握する

玄米モードが搭載されている炊飯器であれば、釜に記されている玄米の水量の目盛りを目安に。玄米モードがない場合は、玄米1合につき3ぶんの1カップ(約67㎖)の水を追加します。

上記の量はあくまで目安です。水の量は、炊飯器の機能次第ででき上がりが異なりますし、圧力鍋や土鍋を使う場合もあるかと思います。何度か玄米を炊き、コツをつかんで慣れていきましょう。

玄米を炊く前の手順

玄米の画像

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前章では、玄米を上手に炊くためのポイントを説明しました。ポイントを踏まえ、玄米を炊く前の計量方法から洗い方の手順も紹介していきます。

手順 詳細
玄米を計量する お米用の計量カップ(1合:180㎖)で菜箸などを使いすりきる。
(料理用の計量カップは容量が異なるので注意する)
玄米を洗う 表面の汚れを落とすように2〜3回さっと軽く洗う。
(白米のように研ぐ必要なし)
玄米を浸水する 最低5〜6時間以上浸水する。
(炊く方法や気温によって浸水時間を調整)
玄米を炊く 浸水した玄米をざるにあげてから炊飯釜に移す。
冷水を入れる(炊き上がりの甘みが増す)。
少量の塩を加える(吸水率がよくなる)。

玄米を炊く前の手順は、上記の通りです。白米より手間はかかりますが、おいしいでき上がりにするためには欠かせない作業ですね。

玄米の炊き方

小皿に入れた玄米の画像

※写真はイメージ

炊く時のポイントは以下の通りです。炊く前の参考にしてみてくださいね。

玄米は、炊く前に塩を少々加えるとやわらかく炊き上がり、食べやすくなります。

塩の分量の目安:2合の場合小さじ2ぶんの1杯、3合の場合小さじ3ぶんの2杯。

水の分量は、使う道具の特性で異なるので、以下の量を目安にします。

炊飯器の場合:内釜の玄米モードの目盛りに合わせる(玄米の1.5倍を目安)。

圧力鍋の場合:2合で400㎖、3合で600㎖の水。

土鍋の場合:2合で500㎖、3合で750㎖の水。

下記では炊飯器、圧力鍋、土鍋を使った玄米の炊き方を説明します。

炊飯器で炊く場合

炊飯器に搭載されている玄米モードには、ほとんど吸水工程が含まれています。すぐにスイッチを入れてもOKですが、炊き上がり次第では事前に吸水するなど工夫しましょう。

    1. 内釜に玄米を入れ、玄米用の目盛りに合わせて水を注ぎ、塩を少々加える。
    2. 玄米モードに設定してセットする。
    3. 炊き上がったら混ぜ合わせる。

圧力鍋で炊く場合

圧力鍋はモチモチした炊き上がりになります。圧力で炊き上げるため、炊飯器や土鍋を使うより時短で忙しい人にはおすすめです。

    1. 浸水させた玄米を圧力鍋に入れ、水、塩を加えてかき混ぜる。
    2. 鍋の蓋をしっかりしめる(圧力を調整できる場合は高圧に設定する)。
    3. 強火にかけ、十分に圧力がかかったら弱火にして20分程度炊く(蒸気が多く出る場合は火加減を調整)。
    4. 最後に強火にし炊き上げ、水分を飛ばし火から外す。
    5. 10分ほど蒸らし、圧力が抜けたら混ぜ合わせる。

土鍋で炊く場合

土鍋で炊くのは難しいと感じられがちですが、火加減さえ気を付ければ意外と簡単にできます。時々蓋をあけて、水加減を確認しましょう。

    1. 浸水させた玄米を土鍋に入れ、水、塩を加えてかき混ぜる。
    2. 蓋をして中火にかけ、沸騰させる。
    3. 沸騰したら弱火にし、25〜30分炊く。
    4. 一度蓋をあけ、鍋肌に水分が残っていないか確認する。
    5. 水分が亡くなっていることを確認したら、30秒ほど強火にする。
    6. 蓋をして10分ほど蒸らす。
    7. 蒸らしたら混ぜ合わせる。

炊いた玄米の保存方法

玄米おにぎりの画像

※写真はイメージ

手間がかかる玄米は、一度に多く炊いて冷凍保存するのがおすすめです。冷凍保存すると炊きたてのおいしさがキープされますよ。

冷凍保存時は長く保存すると味が劣化するため、1〜2週間程度で食べ切るようにしましょう。冷凍する時や解凍時のポイントは、以下の通りです。

      冷めた後に包むと水分が蒸発してパサついてしまうので、炊きたての湯気が出ている状態で包みます。

  • 包む時はつぶさないように平たく優しく。

丸く包むと厚さが出る分、解凍時の加熱ムラが出てしまうため、ラップの上に均等に広げるようにのせましょう。

  • 解凍時は蒸すようにする。

電子レンジの場合は、凍った玄米をしばらく室温に置いて、出てきた水滴を利用して加熱します。

冷凍保存しておけば、いつでもおいしい玄米を食べられるので便利ですよね。

玄米のアレンジレシピ

寝かせ玄米(白い茶碗)の画像

※写真はイメージ

玄米も、白米と同様にさまざまなアレンジが楽しめます。本章で紹介するアレンジレシピをぜひ試してみてくださいね。

ほくほく里芋入りヘルシー発芽玄米ごはん

味の素株式会社のウェブサイトに掲載されている、ヘルシーな発芽玄米を使った里芋入りの炊き込みごはんです。

材料(2人分)
発芽玄米:1合
里いも:120g
ほんだし:小さじ山盛り1
水:390ml
いり黒ごま:小さじ1/6

つくり方
1.里いもは皮をむき、1.5cm程度の乱切りにする。
2.炊飯器に水、発芽玄米を入れて1時間ほどおく(時間外)。
「ほんだし」を加えて混ぜ、(1)の里いもを上において炊く。
3.器によそい、黒ごまをふる。

味の素パーク ーより引用

失敗しない玄米の炊き方をマスターしておいしくいただこう

本記事では、上手に炊くためのポイントを始め、炊く前の手順や炊き方、保存方法を解説しました。玄米は白米と比べるとややクセがあり、扱いが少し面倒ですが、何度も炊いてコツをつかむとおいしく炊けるようになります。

ぜひ紹介したポイントをしっかり押さえて、自信を持って玄米が炊けるようになりましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
味の素パーク

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