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米1合は約150グラム! 測り方や水の量やカロリー、糖質量などを詳しく解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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升に入ったお米の写真

※写真はイメージ

「米1合って何gだろう」「炊いたらどのくらいの量になるのか知りたい」と悩んだ経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

米1合は約150gです。炊き上げると300~350g程度に増え、お茶碗約2杯ぶんのご飯ができます。

また、水の量は米1合に対して200㎖程度が適切です。ただし、米の種類によって適切な水の量が変わる可能性があるので注意してください。

本記事では、米1合は何gなのか、適切な水の量、また軽量カップがない時の代用品について解説します。米の量や炊き方について分からない人は、ぜひ参考にしてみてください。

米1合はなんグラム?

升に入ったお米の写真

米1合は約150gです。gは質量を表し、1合は容積を表す単位なので違いがあります。150gを容積を表す単位に変換すると、180㎖です。

米用の計量カップは1杯180㎖なので、計量カップ1杯ぶんが米1合分です。

米1合はお茶碗2.2杯分、約2人ぶんの量になり、コンビニエンスストアのおにぎり3個ぶんになります。

なお、玄米の1合は155~160gです。玄米の場合、精米すると白米より粒が小さくなるので、より量が多くなります。

米1合の炊きあがりの重さ

米1合を水に浸けると炊きあがった時の重さが変動し、約150gが約200gに増加します。炊きあがった後、米粒がひと回り大きくなり、約300~350gに増加し、水に浸ける前に比べ約2倍になります。

米を炊く時は、炊きあがりの量を考えて量を調整することが大切です。また、しっかり水に浸けてから炊かないと米のでんぷんが分解され、ふっくらとしたご飯ができません。

米の種類や環境によって多少の違いがありますが、炊く前と炊きあがりでは、重さが2倍程度増えることを覚えておきましょう。

米1合のキロカロリーは約530キロカロリー

米1合分のカロリーは約530キロカロリーで、農林水産省によると、100gあたり以下のような栄養素が含まれています。

栄養成分
炭水化物約37.1g
たんぱく質約2.5g
食物繊維約1.5g

お茶碗1杯ぶんのカロリーは、約234キロカロリーとのこと。カロリーを気にして玄米を食べる人がいますが、白米との差はほとんどありません。

ただし、玄米のほうがミネラルやビタミンが多く含まれています。したがって、健康を意識するなら玄米を食べるのがおすすめです。

米1合の測り方7選

計量カップに入った米1合の写真

米1合を測るには、米専用の計量カップを使用するのが便利ですが、ほかにも紙コップやスプーンなどキッチンにある身近な物を使用して測ることができるのです。

米1合の測り方や、計量カップがない時の代用品について詳しく紹介します。

米計量カップ

米計量カップを使用した時の測り方は、以下の通りです。

  1. 計量カップを使って、米をすくい入れる。
  2. 平らな場所に計量カップを置く。
  3. 指やスプーンを使ってすりきりをする。

米の計量カップでも、200㎖用の物があるので、使用する前に必ず確認をしましょう。多少の誤差があるだけで、炊きあがりに違いが出てしまう可能性があります。

キッチンスケール

キッチンスケールを使用して米を計量する場合は、以下の手順となります。

  1. キッチンスケールを平らな場所に置く。
  2. キッチンスケールにボウルを乗せたら目盛りを0gにする。
  3. 150gになるように米を入れていく。

量を微調整したい時は、スプーンを使用すると便利です。

紙コップ

紙コップは、すりきり200㎖ほどの容量です。米1合は180㎖なので、コップのふちから約1㎝下を目安に米を入れると1合が測れます。

一般的に販売されている紙コップは200㎖タイプの物で、スーパーや100円ショップで手に入りやすいです。プラスチックタイプでも容量は一緒なので代用できます。

米を測った後に軽く洗えば、飲み物やおかずを入れることができ、使い回しがしやすいアイテムです。

おおさじスプーン

おおさじスプーンは1杯15㎖なので、12杯入れると180㎖になります。荷物にならないので、アウトドアで使用する時も最適です。

ただし、おおさじスプーンは少量しかすくえないので、2合以上測る場合は手間がかかります。1合程度の米を測る際に適している代用品といえるでしょう。

牛乳瓶

牛乳瓶は200㎖のものが多いため、1合ぶんの量を測ることができます。すりきりより少なめにすると180㎖に調節可能です。

牛乳瓶は常にあるものではないので、代用できるように1つ取っておくことをおすすめします。

おたま

浅型のおたまは50㎖、深型は100㎖測ることができます。浅型は3杯と3ぶんの2杯、深型は1杯と4ぶんの3杯程度入れると1カップぶんです。

ただし、物によってサイズが違うため、正確な計量をしたい場合は、別の物を代用したほうがよいでしょう。

プリン・ゼリー容器

容器の裏側にある内容量を確認して、量を調節する必要があります。容器が汚れていると味が多少混ざるので、使用前に丁寧に洗いましょう。

家族でアレルギーがある人がいる場合は、必ず内容物を確認してください。アレルギーに該当するものがないかチェックすれば、安心して使用できます。

米1合に必要な水の量

研いだお米に水を加える写真

米1合に対して、必要な水の量は決まっています。ただし米の種類によって適切な水の量が違うので、詳しく解説していきましょう。

普通の米の場合

普通の米の場合、米1合に対し約200㎖が適切な量です。200㎖にするには、炊飯器の目盛りに合わせて水を入れると、適切な量に調整できます。

なるべく水平のところに置き、内釜の左右の目盛りが1合になっているか確認しましょう。

目盛りの見方によって多少、水の量が違って見えます。目盛を見る時は、斜め上からではなく、横から見るようにするとよいでしょう。

新米の場合

新米は、水分を多く含んでいます。よって、普通の米より1割ほど水の量を減らすと程よい硬さに炊きあがります。

ただし、昨今の新米以外の米は水分管理がされており、あまり水の量を変える必要がないといわれています。したがって、それぞれの好みに合わせて水の量を調節するとよいでしょう。

無洗米の場合

無洗米の場合、米1合に対し約220㎖と、通常より少し多くいれるのがベターです。内釜の目盛りよりやや上に水の量を調節すると220㎖になります。

無洗米用の目盛りがある場合は、そちらに合わせるとよいでしょう。無洗米は加工されてぬかが除去されているため、米の正味量が多く、普通の米より水が多く必要です。

計量が不安な人は、無洗米専用のカップを使用しましょう。

玄米の場合

玄米は、米1合に対し約270㎖程度の水が必要です。玄米はぬかがついていて水を吸収しにくいので、白米よりも水を多くする必要があります。

白米と同じ水の量を入れると、芯の残ったご飯になってしまうので注意しましょう。

もち米の場合

もち米の場合、米1合に対し約180㎖の水が適量です。白米よりも水の吸収が早いので、水の量は少なめがおすすめです。

もち米は浸水時間を長めにしたり、水の量を多めにしたりすると米がべちゃべちゃになってしまいます。浸水時間や水の量に気を付けて炊くようにしましょう。

米1合をおいしく炊くポイント4つ

炊き上がったご飯の写真

米は、米の研ぎ方や炊飯の仕方によって食感や味わいが変わってきます。この項では、おいしく炊き上げるためのポイントを4つ、詳しく解説します。

精米してから1か月以内の米を使用する

おいしく炊くには鮮度が大事で、野菜と同じように、米にも鮮度があります。米を精米してから1か月以内に食べると、鮮度を落とさずおいしく食べられます。

精米後、空気に触れると風味が落ちるので、米の保管の仕方が大切です。1か月以内に使い切れない場合は、冷蔵庫で保管すると劣化を防げます。

冷蔵庫内で保管した場合も、2か月以内を目安に食べるようにしましょう。

計量を正しくする

米の計量を正しく行い適切な水の量にしないと、おいしく炊きあがりません。正しく計量するために、米専用の計量カップを使用するのがおすすめです。

計量カップにお米を入れたら、すりきり1杯に調節しましょう。すりきりにしないと、正確な1合の量が測れません。

米の研ぎ方

米は、研ぎ方によって味わいが変わってきます。おいしく炊き上げるための米の研ぎ方は、以下の通りです。

  1. 最初は、米を手早くすすぐ。
  2. 水を捨てたら、ボールを握るように指を立てやさしくかき混ぜる。
  3. 10回程度やさしくかき混ぜたら水を入れて、すすぐ。
  4. この工程を3回程度繰り返す。

水は透明になるまで研がなくて大丈夫です。白いとぎ汁の中にうま味が溶け出しているので、研ぎすぎるとうま味がなくなってしまいます。

炊飯の仕方

おいしく炊き上げるために、米を水に浸けることは重要です。ただし、炊飯器で炊く場合は、水につける工程が含まれていることがほとんどなため、必要ありません

水に浸けた後に炊飯すると、ご飯がべたつく可能性があるので注意が必要です。炊きあがった後、すぐにご飯を底から混ぜ、余分な水分をとばすとご飯全体がふっくらつややかになり、おいしくなります。

ご飯を4等ぶんし、1か所ずつかき混ぜ、全体をほぐすように混ぜるのがポイントです。

米の保存方法

米櫃に入ったお米の写真

米は密閉できる保存容器に入れるのがおすすめです。米の袋は通気用の穴が開いているので、保存には適していません。空気に触れるとカビや虫を発生させる原因になります。

密閉した容器に入れると虫の侵入を防げるでしょう。市販の『米用虫よけ』や『唐辛子』を入れるとより効果的です。

ジッパー付き保存袋やタッパーなどに入れると空気に触れないので、より米が長持ちします。袋のまま保存する場合は袋の口を輪ゴムでしっかり留め、袋ごと大きめのタッパーに入れるとよいでしょう。

米を入れる容器は、清潔に保たないと虫の発生やカビの原因になるので注意が必要です。

米の保存場所

炊いたご飯をタッパー保存した写真

米は、高温多湿が苦手なので夏や梅雨期は保存場所に気を付けたほうがよいです。米を保存する際、できるだけ品質をおとさないおすすめの場所を紹介します。

涼しく風通しのよい場所

米を保存する場合、高温多湿、直射日光を避け涼しく風通しのよい場所がおすすめです。

キッチンのシンク下に保存している人がいますが、シンク下は湿気が多く米の品質が下がるため保管には向いていません。

また、米は匂いを吸収しやすいので、洗剤など匂いが付くものの近くに置くのは控えたほうがよいでしょう。

冷蔵庫

米は常温保存にあまり適していません。米を保存する場合、15℃以下の涼しい環境のほうが品質を維持できます。

米の保存で一番おすすめなのが、冷蔵庫の中です。購入した後すぐに冷蔵庫に入れると、品質を保つことができます。

ただし、5~10kgの米を冷蔵庫に入れるのは至難の業なので、ペットボトルで小分けにして保存するのがおすすめです。

空のペットボトルに米を移し替える際は、じょうごを使用するとこぼさずに取り組めます。

米1合はなんグラム?炊飯前なら約150グラムになる

米1合は150gであり、炊き上げる際に必要な水の量は200㎖です。ただし、米の種類によって米や適切な水の量が変わってきます。

米150gを炊き上げると、300~350gになり約2倍の量になるので、炊きあがりの量を考えて炊く必要があります。

米1合を測る際は、米専用のカップを使用すると便利です。専用カップがない場合は、スプーンやお玉など身近にあるキッチン用具で代用できるので試してみてください。

米の品質を保つためには、タッパーやジッパー付き保存袋など密閉容器に保存するとよいでしょう。また、保存する際は、高温多湿の場所は避け、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。


[文・構成/grape編集部]

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出典
農林水産省

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