身近な調味料3つ 研いだ米に入れると、ワンランク上の味になった!
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食欲の秋という言葉は有名ですが、冬においしくなる食べ物も豊富ですよね。旬の野菜は甘みが増し、魚にも脂がのってきます。
おかずがグレードアップしていると、おともになる米もワンランクアップさせたいところ。
しかし、高い米を買うのはちょっと迷ってしまいますよね。
実は身近にある調味料を使うことで、いつもの米がワンランク上の味わいに進化するのだとか。
そこで、ネット上で話題になっている、ちょい足し調味料を実際に試してみました!
米が一番おいしくなる調味料は…?
まずはいつもどおり、米を研ぎます。
今回試してみる、ちょい足し調味料は、はちみつ、お酢、みりんの3つ。
どこの家庭にもある調味料ばかりなので、すぐに試せそうですね!早速いつものご飯に加えて、実力のほどを見ていきましょう。
最初に試してみるのは、はちみつです。保水性に優れたはちみつを加えることで、米の甘みが増してしっとりとするのだとか。
余計な甘みがついてしまわないかどうか、心配になる人も多いでしょう。
おかずをおいしく食べるための米なのに、はちみつ感が強いと米の風味を邪魔されて嫌ですよね。
用意した3合の米に対し、意を決して小さじ1.5のはちみつを投入!
トロッとしたはちみつを念入りに溶かしたら、普段通りに『早炊きモード』で炊飯を開始します。
ドキドキの待ち時間…。
炊けた米を見たところ、見た目も香りも変わったところはありませんでした。
ただ口に運ぶと、確かに少しだけ甘い!はちみつ特有の強い甘みではなく、米をよく噛んだ時にふんわり感じる自然で優しい味わいが増しています。
秘密は、はちみつに含まれるアミラーゼという物質。
炭水化物である米のデンプンを分解して、糖に変えてくれるそうです。
はちみつの保水力にもびっくり!
上の写真は炊いてから2日目の米ですが、まだまだしっとりしています。炊飯ジャーで保温したままでしたが、端っこがカピカピに固くなっていることもありません。
色こそ若干黄色くなっているものの、翌日もおいしく食べられるのは嬉しい発見でした。
続いて試したのは酢。酢には殺菌効果があるので、時間が経っても傷みにくい米になるといいます。
米3合に対して大さじ1杯の酢を加えたところ、炊き上がりのお釜からはほんのり酢の匂いが!
酢飯で嗅ぎなれた香りですが、ちょっと入れすぎてしまったかもしれません…。
炊きあがった米は普段よりツヤっぽく、しっかり粒立っています。
味はというと、気になる酸味はなし!正直、そこまで味わいに変化は見られませんでした。
最後に挑戦したのがみりん。米3合に対して大さじ1.5杯のみりんを加えて炊き上げると、仕上がりに明確な違いが表れました。
はちみつの時と同様に、自然な甘みがアップ!アルコール臭さなどもなく、米本来の甘い香りが漂います。
いつも食べている米とは思えない、はっきりとした変化です。
みりんに含まれるアルコールが揮発する際、米のイヤなヌカ臭さを一緒に取り除いてくれるのだとか。
料理酒でも代用可能なので、手軽さもピカイチですね。心なしか、炊き上がりもおいしそうに見えます!
米がおいしくなれば、食事が一層楽しくなること間違いなし!
手軽に試せるちょい足し術で、冬の味覚を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]