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名曲『パプリカ』に込められた意味 米津玄師の思考に「ものすごく共感」

By - grape編集部  公開:  更新:

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マイクを持つ写真

※写真はイメージ

シンガーソングライターとして活動する、米津玄師さん。

2024年8月25日に放送された、バラエティ番組『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演した時のエピソードが話題になっています。

米津玄師が語る『夢』を追う意味

同番組では、予備校講師でタレントの林修さんが、米津さんにインタビューを行い、名曲誕生の秘話などについて深堀りされています。

2018年にリリースされた、小中学生の音楽ユニット『Foorin』のために書き下ろした楽曲である『パプリカ』の話になりました。

『パプリカ』といえば、明るくてポップな曲調が特徴的で、応援ソングとして幅広い世代から愛されている、米津さんの代表曲の1つ。

作曲の依頼を受けた際に「応援ソングを作ってほしい」という要望があったそうですが、米津さんは『子供が子供に歌う応援ソング』をどう作ればいいのか悩んだそうです。

子供たちに「頑張れ」といわせたくなかったという、米津さん。どんなスタンスで作曲すればいいのかを考えた時に浮かんだのが、アニメ映画監督の宮崎駿さんの言葉だったといいます。

子供たちに「この世は生きるに値するんだ」ということを伝えるのが自分の仕事。

『日曜日の初耳学』 ーより引用

宮崎さんのスタンスを見習った、米津さんは「子供を舐めないようにしよう」と決心。

続けて「何をもって応援歌とするのか」を考えた際に、幼少期に祖父の田舎の山で見た景色や、そこで遊んだ記憶が今の自分に大きな影響を与えていると、米津さんは気付いたといいます。

夢に向かって頑張る以前に「夢に向かっていく力」「楽しんでこの世で生きていく」ということが大切だと語りました。

目的を達成するかどうかって、些細なことなんじゃないかなって思ったり。そこに向かっていく過程に、ものすごく豊かなものがあるんじゃないかなって思ったりするんで。子供たちに「夢を叶えろよ」っていうのも無責任だし、残酷な話をすれば子供の夢なんて大体叶わないじゃないですか。

じゃあ「夢を叶えられなかった人間は不幸になるのか」といったらそういうわけでもないし。夢から付随して生まれてくる運動とか感性みたいなもの。そっちのほうが重要なんじゃないかなと思ったりはします。

『日曜日の初耳学』 ーより引用

米津さんがいうように、夢が叶わなかったとしても、得られたものは大きな財産になり、その後の人生で役に立つかもしれません。

「子供たちには『今』を楽しんで、ワクワクする気持ちを育ててほしい」という気持ちが『パプリカ』に込められていたのでした!

【ネットの声】

・ものすごく共感しました。これは大金言です。

・まさにその通りだなと思います。とても上手に言語化されていて感服です!

・米津さんのように、夢を実現している人がいっているから価値がありますよね。

・失敗しても、その過程に意味がないわけではないですから。

ミュージシャンという『夢』を実際に追いかけた米津さんの言葉は、とても力強いですよね。

夢に向かって行動することも大切ですが、その過程で手に入れたものを俯瞰してみると、思わぬ発見があるかもしれません!


[文・構成/grape編集部]

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出典
日曜日の初耳学

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