消防局「勘弁して!」と語る119番通報 紹介した事案に「人間性を疑うレベル」
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「勘弁して」
そんな『お願い』をInstagramアカウントで投稿したのは、兵庫県尼崎市にある尼崎市消防局(以下、消防局)。
救急車の適正利用について語った内容が、1万件を超える『いいね』が寄せられ、反響を呼びました。
消防局によると、119番通報のうち半数以上が入院の必要のない軽症だといいます。
そして中には、明らかに緊急を要するものではない通報もあり…。
指のささくれや、入院のお迎えのために救急車を呼んだり、「近所の目が気になるからサイレンを鳴らさずに来てほしい」といった注文をつけたりと、さまざまな通報事案があるとか。
このような不必要な通報が増えると、救急処置が本当に必要な人たちへの搬送が遅れてしまいます。
「自分だけよければいい」といった行動が、命に関わる緊急事態にある人たちに、深刻な影響を及ぼしてしまうことを、理解してほしいですね。
消防局の投稿には「ささくれで通報は、人間性を疑うレベル」や「いつもありがとうございます」といったコメントが寄せられました。
中には、救急車を呼ぶべきか、病院を受診するべきか、判断に迷うこともあるでしょう。
そんな時は、全国24の地域で対応している『♯7119』などに電話して相談し、緊急性が高い場合は迷わず119番通報をしてください。
[文・構成/grape編集部]