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冷凍うどんは自然解凍してもいい? テーブルマークの回答に「そうなんだ」

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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冷凍うどんの写真

※写真はイメージ

あなたは冷凍うどんを調理する時、どのように行っていますか。

沸騰させたお湯の中に凍ったまま冷凍うどんを入れるか、電子レンジで加熱する人が多いでしょう。

ほかの冷凍食品では、自然解凍や流水解凍といった方法を使えることがありますが、冷凍うどんの場合は推奨されていません。

日本で冷凍うどんの大きなシェアを誇る、テーブルマーク株式会社(以下、テーブルマーク)に理由を聞いてみました。

※画像提供:テーブルマーク株式会社

冷凍うどんは自然解凍・流水解凍しないほうがいい!

冷凍うどんを自然解凍や流水解凍すると、以下の2つの観点から、おいしく食べることができないといいます。

1.水分勾配の関係

おいしいうどんのポイントは麺に含まれる『水分量』にあります。

ゆで上げ直後のうどんの水分量は、外側が約80%と多く、もちもちした食感なのに対し、内側は約50%と少なく、弾力のある食感になります。

しかし時間が経つと、外側と内側の水分量が均一になり、もちもち感と弾力がなくなり、歯応えのない伸びたうどんに…。

自然解凍や流水解凍をすると、解凍に時間がかかります。これによって、外側と内側の水分が均一になり、独特のコシが失われるなどして、おいしくなくなってしまうのです。

冷凍うどんは、ゆでた直後の一番おいしい状態のまま急速凍結することで、おいしさを閉じ込めています。

鍋や電子レンジを使い、短時間で解凍することで、もちもちで弾力のあるうどんを簡単に楽しめるように作られているのです。

冷凍うどんの写真

※写真はイメージ

2.うどんに含まれる小麦デンプンの老化(ベータ化)

ゆでたてのうどんに含まれる小麦デンプンは、ゆでることでもちもちした粘り気のある状態(アルファー化)となり、冷凍うどんはアルファー化のまま急速凍結しています。

しかし、この小麦デンプンは、凍った状態ではない低温度帯が続くと、ぼそぼそした状態(ベータ化)に変化。

つまり、自然解凍や流水解凍による低温状態が長く続くと、うどんの食感が悪くなってしまうのです。

そのため、冷凍うどんを冷たい状態で食べる場合は、鍋や電子レンジで加熱した後、冷水でしめてください。

一気に加熱してすぐにしめれば、モチモチでツルツルの食感を損なうことはありません。

冷凍うどんを自然解凍や流水解凍すると、食感などが変わり、おいしくなくなってしまいます。

テーブルマークがおすすめする通り、鍋や電子レンジを用いて調理しましょう。


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

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取材協力
テーブルマーク株式会社

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