排水管が詰まっても焦らない! 企業が教える解消が期待できる掃除方法に「なるほど」 By - grape編集部 公開:2025-05-08 更新:2025-05-08 掃除 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 洗い物をしている時に、水が流れずシンクに水がたまってくると、焦ってしまう人も多いのではないでしょうか。 水がたまるほどの詰まりはもちろん、「流れが悪い」と感じる程度でも、早めに対策することが大切です。 本記事では、住宅の設計や施工などを手がける総合住宅メーカー、ミサワホーム株式会社のウェブサイトから、シンクの排水管の詰まりを解消する5つの掃除方法を紹介します。 1.パイプ洗浄剤を使う ※写真はイメージ ドラッグストアで購入できる『パイプ洗浄剤』を使ったベーシックで手軽な方法です。 パイプ洗浄剤は大きく分けて『ジェル』『泡』『粉末』『固形』の4タイプがあり、それぞれに特徴があります。 キッチンの排水管には油汚れがたまりやすいため、粘度や溶解力のある『ジェル』や『泡』タイプが適しています。 パイプ洗浄剤で掃除をする時は、以下の手順で進めましょう。 1.45〜50℃の湯を排水管に流す。 2.パイプ洗浄剤を排水管に入れる。 3.30分〜1時間放置する。 4.水を流して正常に流れるかを確認する。 長い間パイプクリーナーに触れさせておけば、より汚れが取れやすいと思いがちですが、溶けた汚れが固まってさらに排水管をつまらせてしまうことがありますので注意しましょう。 ミサワホーム ーより引用 また、洗浄剤によって使用量や放置時間は異なるため、事前に容器に記載された使用方法を確認してから作業しましょう。 パイプ洗浄剤は強力な薬剤です。皮膚に触れると、かぶれなどを引き起こすことがあります。 どのタイプを使う場合でも、肌に付かないよう細心の注意が必要です。 2.重曹とクエン酸を使う パイプ洗浄剤を使うほどではない場合は、重曹とクエン酸を使った掃除方法がおすすめです。 「流れが悪くなってきたかも」と感じた時や、定期的なお手入れとして取り入れてみましょう。 1.重曹を排水口とその周辺を覆うように振りかける。 2.重曹の半量くらいのクエン酸を重曹の上から振りかける。 3.ぬるま湯を少しずつかける。 4.粉が溶けて泡になったら30分〜1時間放置する。 4.40〜45℃のお湯をかける。 就寝前に作業を始めて、そのまま一晩置いておくのも効果的です。 重曹とクエン酸はパイプ洗浄剤よりも扱いやすい素材ですが、混ぜると二酸化炭素が発生するため、掃除中は換気を行いましょう。 3.いらない布とお湯を使う 大量のお湯の水圧を利用して、詰まりを解消する方法です。 浄剤を使わずに行えるシンプルな手段ですが、固形物が原因の場合は悪化することもあるため注意しましょう。 1.排水口のふた、ゴミキャッチャー、排水トラップを取り外す。 2.排水管に雑巾などのいらない布を詰め込む。 3.40〜45℃のお湯をシンクの7〜8ぶん目までためる。 4.詰めた布を一気に引き抜く。 この方法のポイントは、水が流れないくらい『きっちり布を詰めること』です。 きっちり詰めないとシンクにお湯がためられなくなるので、しっかりと押し込むようなイメージで詰めましょう。 水でも構いませんが、お湯のほうが油汚れの分解に効果的です。ただし、熱湯は排水管を傷めたり、布を引き抜いた際に火傷したりするおそれがあるため避けましょう。 4.ワイヤーブラシを使う ※写真はイメージ パイプ洗浄剤やお湯でも詰まりが解消されない場合は、ワイヤーブラシがおすすめです。 ホームセンターなどで購入できますが、種類が多いため、奥まで届く長さと、自宅の排水口に合う太さを選ぶことが大切です。 事前に『どのくらいの太さまで入るか』を確認しておきましょう。 1.排水口のふた、ゴミキャッチャー、排水トラップを取り外す。 2.ワイヤーブラシを排水管に入れる。 3.詰まっている感触がなくなるまワイヤーブラシを回転させる。 勢いよく差し込むと排水管を傷付ける可能性があるため、ゆっくりと扱いましょう。 ワイヤーブラシは強力に汚れを落とせますが、排水管が劣化している場合は破損の原因になることもあります。慎重に使用するようにしましょう。 5.キッチン用のラバーカップを使う ラバーカップというとトイレのイメージが強いかもしれませんが、キッチン用の製品もあります。 布を使った方法と同様に、固形物による詰まりには不向きです。油汚れや食材カスなどが原因の場合のみ使用しましょう。 1.シンクに水を15cmほどためる。 2.ラバーカップを排水口に押し当てる。 3.一気に引き抜く。 押す力が強すぎると、汚れが奥に押し込まれてしまうため、効果が出にくくなります。 排水溝にラバーカップを密着させてゆっくりと押し込み、一気に勢いよく引き抜くことをイメージして使いましょう。 ミサワホーム ーより引用 排水管の詰まりは、早めの対処が肝心です。家庭でもできる掃除方法を試し、こまめなメンテナンスで詰まりを防ぎましょう。 これらの方法を試しても改善しない場合は、無理に続けず業者に依頼してください。 [文・構成/grape編集部] クリアファイルに付箋を入れて… できたものに「一石二鳥ですね!」付箋の意外な活用法を3つ、紹介していました。 『大葉』の水耕栽培 100均の容器を用意して…「私もマネする!」「早速やります」手軽な野菜作りの方法を発信している、ぐまちゃん夫婦さんが、大葉の水耕栽培について紹介しました。 出典 ミサワホーム Share Post LINE はてな コメント
洗い物をしている時に、水が流れずシンクに水がたまってくると、焦ってしまう人も多いのではないでしょうか。
水がたまるほどの詰まりはもちろん、「流れが悪い」と感じる程度でも、早めに対策することが大切です。
本記事では、住宅の設計や施工などを手がける総合住宅メーカー、ミサワホーム株式会社のウェブサイトから、シンクの排水管の詰まりを解消する5つの掃除方法を紹介します。
1.パイプ洗浄剤を使う
※写真はイメージ
ドラッグストアで購入できる『パイプ洗浄剤』を使ったベーシックで手軽な方法です。
パイプ洗浄剤は大きく分けて『ジェル』『泡』『粉末』『固形』の4タイプがあり、それぞれに特徴があります。
キッチンの排水管には油汚れがたまりやすいため、粘度や溶解力のある『ジェル』や『泡』タイプが適しています。
パイプ洗浄剤で掃除をする時は、以下の手順で進めましょう。
1.45〜50℃の湯を排水管に流す。
2.パイプ洗浄剤を排水管に入れる。
3.30分〜1時間放置する。
4.水を流して正常に流れるかを確認する。
また、洗浄剤によって使用量や放置時間は異なるため、事前に容器に記載された使用方法を確認してから作業しましょう。
パイプ洗浄剤は強力な薬剤です。皮膚に触れると、かぶれなどを引き起こすことがあります。
どのタイプを使う場合でも、肌に付かないよう細心の注意が必要です。
2.重曹とクエン酸を使う
パイプ洗浄剤を使うほどではない場合は、重曹とクエン酸を使った掃除方法がおすすめです。
「流れが悪くなってきたかも」と感じた時や、定期的なお手入れとして取り入れてみましょう。
1.重曹を排水口とその周辺を覆うように振りかける。
2.重曹の半量くらいのクエン酸を重曹の上から振りかける。
3.ぬるま湯を少しずつかける。
4.粉が溶けて泡になったら30分〜1時間放置する。
4.40〜45℃のお湯をかける。
就寝前に作業を始めて、そのまま一晩置いておくのも効果的です。
重曹とクエン酸はパイプ洗浄剤よりも扱いやすい素材ですが、混ぜると二酸化炭素が発生するため、掃除中は換気を行いましょう。
3.いらない布とお湯を使う
大量のお湯の水圧を利用して、詰まりを解消する方法です。
浄剤を使わずに行えるシンプルな手段ですが、固形物が原因の場合は悪化することもあるため注意しましょう。
1.排水口のふた、ゴミキャッチャー、排水トラップを取り外す。
2.排水管に雑巾などのいらない布を詰め込む。
3.40〜45℃のお湯をシンクの7〜8ぶん目までためる。
4.詰めた布を一気に引き抜く。
この方法のポイントは、水が流れないくらい『きっちり布を詰めること』です。
きっちり詰めないとシンクにお湯がためられなくなるので、しっかりと押し込むようなイメージで詰めましょう。
水でも構いませんが、お湯のほうが油汚れの分解に効果的です。ただし、熱湯は排水管を傷めたり、布を引き抜いた際に火傷したりするおそれがあるため避けましょう。
4.ワイヤーブラシを使う
※写真はイメージ
パイプ洗浄剤やお湯でも詰まりが解消されない場合は、ワイヤーブラシがおすすめです。
ホームセンターなどで購入できますが、種類が多いため、奥まで届く長さと、自宅の排水口に合う太さを選ぶことが大切です。
事前に『どのくらいの太さまで入るか』を確認しておきましょう。
1.排水口のふた、ゴミキャッチャー、排水トラップを取り外す。
2.ワイヤーブラシを排水管に入れる。
3.詰まっている感触がなくなるまワイヤーブラシを回転させる。
勢いよく差し込むと排水管を傷付ける可能性があるため、ゆっくりと扱いましょう。
ワイヤーブラシは強力に汚れを落とせますが、排水管が劣化している場合は破損の原因になることもあります。慎重に使用するようにしましょう。
5.キッチン用のラバーカップを使う
ラバーカップというとトイレのイメージが強いかもしれませんが、キッチン用の製品もあります。
布を使った方法と同様に、固形物による詰まりには不向きです。油汚れや食材カスなどが原因の場合のみ使用しましょう。
1.シンクに水を15cmほどためる。
2.ラバーカップを排水口に押し当てる。
3.一気に引き抜く。
押す力が強すぎると、汚れが奥に押し込まれてしまうため、効果が出にくくなります。
排水管の詰まりは、早めの対処が肝心です。家庭でもできる掃除方法を試し、こまめなメンテナンスで詰まりを防ぎましょう。
これらの方法を試しても改善しない場合は、無理に続けず業者に依頼してください。
[文・構成/grape編集部]