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絶対飲用してはダメ! 保健医療局の注意喚起に「気を付ける」「庭にある」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

自宅で育てる植物を選ぶ時、色や形などが美しいか、自宅の雰囲気に合うかをポイントに見る人は多いでしょう。

しかし、見た目の美しさやおしゃれさだけで植物を選んだり育てたりするのは、思わぬリスクを招くことがあります。

庭や鉢植えに咲くその花も、実は『有毒植物』かもしれません。

『カロライナジャスミン』は有毒植物だった!

自宅の庭や、散歩道にこのような植物を見かけたことはありませんか。

鉢に植えられたカロライナジャスミン

※写真はイメージ

黄色い花がきれいなこの植物は、『カロライナジャスミン』です。見た目はもちろん、名前も優雅な植物で、観賞用として栽培されることも珍しくありません。

しかし、カロライナジャスミンは有毒植物の1つ。さまざまな事故や事件の情報を発信している、東京都保健医療局のウェブサイトには、以下のように紹介されています。

家庭で観賞用に栽培していたカロライナジャスミンの花を、ジャスミンと間違え、花に湯を注ぎお茶にして飲用し、足がふらつく、目の焦点が合わない等の症状を呈した事例があります。

東京都保健医療局 ーより引用

カロライナジャスミンという名前を聞いて、『ジャスミンティー』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。名前は似ているものの、植物としてはまったく別の種類です。

ジャスミンがモクセイ科ジャスミン属の総称であるのに対し、カロライナジャスミンはマチン科の植物。

カロライナジャスミンをハーブティーにして飲むと、目まいやけいれんを引き起こす可能性があります。絶対に飲用せず、観賞用として楽しみましょう。

「庭にある花が、ジャスミンなのかカロライナジャスミンなのか判断できない」という場合は、以下のポイントを参考にしてください。

花の見た目の特徴

日本で飲用としてよく使われているジャスミンは『茉莉花(別名:アラビアジャスミン)』で、白からピンク色に変わる花を咲かせます。夕方から夜にかけて花が開き、同時に強く香るのが特徴です。

茉莉花

※写真はイメージ

一方カロライナジャスミンは、黄色くて小さなラッパ型の花が咲きます。見た目の色や形が異なるので、しっかり見分けましょう。

花を咲かせる時期 花の色 花の形
マツリカ 7〜9月 白かピンク 一重から八重、平らに花開く
カロライナジャスミン 4〜7月 黄色 ラッパ型

判断に迷った時は、花の色で見極めましょう。

有毒植物の危険性には要注意

『カロライナジャスミン』に含まれる毒は、心機能障がいを引き起こすほどの毒性です。なかでも、蜜には強い毒性があるといわれています。

SNSには、その危険性について触れている投稿も多くあり、このようなコメントが寄せられています。

・名前も香りも似ているのに、毒があるなんて知らなかった…。

・近所の公園で見かけたから、子供がうっかり蜜を吸わないように注意しなきゃ。

家族が思わぬ危険にさらされる前に、情報共有しておくとよいでしょう。それぞれの花の特徴や咲く時期を覚えて、口にしないように注意してくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
東京都保健医療局

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