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すのこベッドはカビない?発生する原因とカビ予防や取り方を徹底解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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すのこベッドはカビない?発生する原因とカビ予防や取り方を徹底解説

※写真はイメージ

「すのこベッドはカビにくい」といわれていますが、実際は環境や使い方によってカビが発生してしまう場合もあります。

カビ防止スプレーなどを利用すれば発生を抑えられる可能性がありますが、布団を敷きっぱなしにしては意味がありません。

本記事では、すのこベッドにカビが発生してしまう原因や予防策などを解説します。さらに、カビ防止アイテムやカビを取る方法、対策や除去に関する注意点までまとめました。

すのこのカビにお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

すのこベッドがカビないって本当なの?

すのこベッドがカビないって本当なの?

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すのこベッドは通気性に優れているため、一般的にはカビにくいとされています。すのこベッドは隙間がある設計のため、空気の通り道ができ、湿気が溜まりにくいのだとか。

また、吸湿性や放湿性に優れた桐(きり)や檜(ひのき)などの木材で作られることが多いため、すのこベッドはカビにくいといわれています。

ただし、絶対にカビないわけではありません。

すのこと布団が接触している部分は、一般的なベッドと同じ状態です。素材や構造が優れていても、通気性を確保できないような使い方をすればカビが発生してしまうでしょう。

すのこベッドにカビが生える原因

すのこベッドにカビが生える原因

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カビが生える原因は、すのこの放湿が阻害されてしまうことです。

人間は寝ている間に汗をかき、それを布団やマットレスが吸収します。すのこを布団で覆ってしまうと、内部に湿気がこもり、放湿できなくなってしまうのです。

湿度が60%、温度が25℃以上になると、人の汗などを栄養にしてカビの繁殖が活発になると考えられています。

特に、梅雨や夏場は湿度が高いためカビが繁殖しやすい時期ですが、空気が乾燥する冬場も例外ではありません。

布団を敷きっぱなしにすると湿度が下がりにくい状態が続くため、すのこベッドにカビが生えてしまう原因になってしまうでしょう。

すのこベッドのカビを防ぐ3つの方法

すのこベッドのカビを防ぐ3つの方法

※写真はイメージ

すのこベッドのカビは、事前の対策が重要です。

最低限やっておきたいこととして、すのこベッドのカビを防ぐ方法を3つまとめました。

1.ベッドを除湿する

すのこから、布団やマットレスを毎日下ろすようにしましょう。

すのこだけの状態にしてベッドを除湿することが、カビ予防においてもっとも重要です。布団はたたむ習慣を付けて、マットレスは壁や窓際に立てかけておきましょう。

または、布団やマットレスとすのこをずらしておくのも1つの方法です。

定期的にすのこベッドの湿気や熱を放出するだけでも、カビ予防の効果が期待できます。

多くの人が『布団をベッドから下ろす=干す』と考えがちですが、大切なのはすのこベッドを一時的に土台だけの状態にする時間を毎日確保することです。

毎日が難しければ、できるだけ頻繁に実践するよう心がけましょう。

2.寝室を換気する

カビは空気の流れが悪い場所に発生するため、寝室をこまめに換気して室内の湿気を逃します。

換気を効率よくする方法は、対面する両方の窓を開けることです。窓を1か所だけ開けるよりも空気の流れがよくなり、10分程度の換気でも十分な効果が見込めます。

毎日換気する習慣を付けるとよいでしょう。

3.定期的に布団を干す

天気がよい日は布団を干して、太陽光に当てて除菌しながら乾燥させます。湿気のない布団をすのこベッドに敷くことは、カビを防ぐ方法として効果的です。

できれば週に一度くらいの頻度がよいとされていますが、働いている人が毎週布団を干すのは重労働ですし、天候にも影響されます。

干すことを義務化せず、できそうな時に干すようにしましょう。

すのこベッドのカビ防止アイテム

すのこベッドのカビ防止アイテム

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すのこベッドのカビを防ぐ方法を実践しても不安を感じる場合には、カビ防止アイテムを使うと効果的です。

住まいの環境に合わせて、アイテムを選びましょう。

カビ防止スプレーを使う

カビ防止スプレーは、すのこベッドに液剤を吹きかけることでカビの発生を抑えるアイテムです。使用することで、カビが発生するまでの期間を延ばせる可能性があります。

木材用の商品を選び、ベッドにまんべんなく吹きかけて十分に乾燥させてから布団を敷くのがポイントです。

防止ではなく生えてしまったカビの除去を目的とした商品も販売されているため、目的に合わせて選びましょう。

除湿マットを敷く

除湿マットは、すのこと布団やマットレスの間に敷くことで、湿気を吸い取ってくれるアイテムです。

毎日または、湿度センサーが取り換え時期を示した際に除湿マットを交換すれば、すのこベッドを湿気やカビから守れます。

吸収力や使い方は商品によって差があるため、使いやすさや寝心地などを考慮して選びましょう。なかには、洗ったり干したりして再利用できる商品もあります。

除湿器を使う

除湿器は、湿度が高い時期や天気が悪くて換気ができない時、布団が干せない時に重宝するアイテムです。

すのこベッドから布団やマットレスを外したうえで除湿器を使うと、寝室の除湿はもちろん、寝具の湿気除去も期待できるため、カビ予防として試してみてください。

雨の日や梅雨時には、事前に除湿機を稼働させておくと、部屋の湿度が高くなる前に調整できるでしょう。湿度計で、湿度をチェックしておくと安心です。

すのこベッドのカビを取る方法

すのこベッドのカビを取る方法

※写真はイメージ

日頃からすのこベッドのカビ対策をしていても、条件がそろえばカビが生えてしまうことがあります。

特に汗をかきやすい人や、家の換気が不十分な環境などは、カビが生えやすくなるでしょう。

ここでは、すのこベッドにカビが発生してしまった場合のカビ取り方法をご紹介します。

白カビを取る方法

白カビが発生してしまった場合には、天気のよい日に下記の手順でカビ取りをしましょう。

  1. エタノールをしみこませたティッシュで拭き取る。
  2. すのこベッドを天日干しして殺菌する。

エタノールの濃度は、70%~80%が目安です。

取り方のポイントは、拭くたびに新しいティッシュに取り換えること。一度カビを拭き取ったティッシュを使い回してしまうと、カビが広がってしまうおそれがあります。

また、天日干しの目安は2時間以内です。長時間にわたり直射日光にさらしてしまうと、すのこのひび割れや変色のおそれがあるためご注意ください。

黒カビを取る方法

黒カビを取る際は換気が必要なため、必ずベランダや庭などの屋外に出てから下記の手順で行いましょう。

  1. 市販の塩素系漂白剤を20倍~30倍程度に薄めて溶剤を作る。
  2. すのこベッドのカビに霧吹きで吹きかける。
  3. 真水を吹きかけて漂白剤をしっかりと落とす。
  4. 風通しのよい場所に陰干しする。

黒カビを取る際のポイントは、溶剤をたっぷりと吹きかけてしっかりと浸透させることです。

なお、塩素系漂白剤は強力なため、皮膚に付着すると皮膚トラブルにつながるおそれがあります。

さらに、酸素系の物質と混ざると有毒なガスを発生させる可能性があるため、商品に記載されている使用上の注意は必ず守りましょう。漂白剤を使う際は、マスクとゴム手袋を着用してくださいね。

落ちないカビは紙やすりでこする

すのこの内部まで根を張っているような落ちないカビは、紙やすりで削り落とします。やさしくこするように削ることが、すのこベッドを傷めないためのポイントです。

ご紹介したほかの2つの方法とあわせて試してみてください。

すのこベッドのカビ対策や除去に関する注意点

すのこベッドのカビ対策や除去に関する注意点

※写真はイメージ

すのこベッドのカビ対策や除去方法を実践する際に、失敗しないための注意点をまとめました。

防止アイテムに頼りきらない

すのこベッドと同じく、カビ防止アイテムもただ使うだけでは意味がありません。カビを防ぐための基本的な方法を守ったうえで、環境に合った使い方をすることで効果を得られます。

また、防止アイテムを使う場合でも、日常的にベッドから布団を下ろして湿気を取ることは欠かせないため、注意点として覚えておきましょう。

商品の注意事項を守る

カビ防止や除去商品に記載されている、使用上の注意事項を守ることが大切です。

誤った使い方をしてしまうと、カビの防止や除去に失敗するだけでなく、ベッドの木材を傷めたり変色させてしまったりする可能性があります。最悪の場合には、健康にも影響を与えかねません。

特に、塩素系漂白剤は換気が必要であり、商品を混ぜてはいけないという注意点を念頭に置いておきましょう。

すのこベッドのカビが生える原因を理解して効果的に防ごう

すのこベッドの湿気はカビが生えてしまう原因になるため、日常的に布団を下ろすことが欠かせません。カビ防止アイテムを併用しながら、ベッドを清潔に保ちましょう。

環境によっては、対策をしてもカビが生えてしまうこともあります。その場合には、本記事でご紹介したカビを除去する方法を、ぜひ試してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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