よもぎの見分け方は?間違えやすい植物や似ている毒性植物に注意しよう
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菓子や美容で使われている『よもぎ』ですが、採取する際には、間違えやすい植物との見分け方を理解しておくことが必要です。
また、よもぎに似ている植物の中には、毒性植物も紛れているため注意しなければなりません。
本記事では、よもぎの特徴を解説しつつ、見分け方のポイントを解説します。さらに、間違えやすい植物とおいしいよもぎの見分け方をまとめました。
よもぎを自分で見つけたいという人は、ぜひ参考にしてください。
よもぎの見分け方のポイント
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よもぎの見分け方では、葉の見た目や香りをはじめ、茎と生息場所を確認するのがポイントです。
ここでは、よもぎの見分け方の3つのポイントを解説します。
葉の見た目と香り
よもぎは、1つの葉にいくつもの深い切り込みが入っており、表が鮮やかな緑色で、裏はくすんだ緑色をしていることが多いです。くすんで見えるのは、裏面に白い産毛が生えているためといわれています。
葉の大きさは成長とともに変化するようですが、幅4cm~8cm程度で、長さ6cm~12cm程度と考えておきましょう。
また、若葉を揉むと、菊のような独特の香りがするのも特徴です。
茎の見た目
茎は基本的に緑色をしていますが、紫がかっていることもあります。表面には白い産毛が生えていて、基本は直立しているようです。
高さは成長に応じて異なりますが、30cm~1m程度といわれています。
生息場所
見た目だけでなく、生息場所も見分ける際の大切なポイントです。
よもぎは、日当たりと水はけがよい土壌を好んで自生する傾向にあります。日頃歩いている道端や空き地、野原など、至るところで見つけられるでしょう。
よもぎと似ている植物との見分け方
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ここでは、よもぎと似ている植物をまとめました。よもぎと間違えやすい植物は、下記のものが挙げられます。
上記のなかでも、トリカブトとナガミヒナゲシは、毒性植物といわれているため注意が必要です。
毒性植物を誤って口にしたり触ったりしないために、しっかりと見分け方を把握しておき、触る際には手袋をつけましょう。
トリカブトとの見分け方
トリカブトは、日本の山地や高地などに自生する毒性植物です。
食べるとしびれや嘔吐などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合は命に支障をきたすおそれもあるのだとか。素手で触ることも、避けたほうがよいでしょう。
よもぎとの見分け方は、葉の産毛と光沢の有無、生息する場所をチェックすることです。トリカブトの葉はツヤがあって産毛がないとされますが、よもぎは産毛が生えていて基本光沢がありません。
葉の状態をうまく確認できない場合には、生息場所を確認しましょう。
トリカブトは森の中にある木陰や沢の近くなど、適度な湿り気があるところに生えるようです。一方、よもぎは日当たりのよい場所で育ちやすいため、生息場所から判断できる可能性が高いでしょう。
ナガミヒナゲシとの見分け方
ナガミヒナゲシは、全国の道路脇や農地、荒地など、日当たりさえよければ比較的どこでも育つ毒性植物です。
茎などに毛があり、素手で触ると手がかぶれてしまうおそれがあるため気を付けましょう。
ナガミヒナゲシは4月~6月頃にオレンジの花を咲かせますが、よもぎは7月~10月頃に黄緑色をした小さな花を付けます。
花が咲いていない時期の見分け方は、茎を折り、断面から汁が出るか出ないかで判断できますが、毒性植物のため切断の際には必ず手袋を付けて、皮膚に触れないように注意しましょう。
ナガミヒナゲシは切断した箇所から毒がある汁を分泌しますが、よもぎは汁が出ないとされています。
ニガヨモギとの見分け方
ニガヨモギはよもぎの一種であり、一般的な品種と比べて苦味が強く、ヨーロッパの道端などに自生しているとされる植物です。
ニガヨモギ抽出物は、厚生労働省のウェブサイトが公開している『日本標準商品分類』の食品添加物として『苦味料』に分類されています。
見分け方は、葉の形や質感を確認することです。
ニガヨモギの葉先は丸みがあってやや固いのに対し、よもぎはシャープな印象でふわふわとした質感があります。
なお、日本には自生していないといわれているため、ニガヨモギを間違えて採取する可能性は低いでしょう。
ブタクサとの見分け方
ブタクサは、全国の道路や農地、森林の草地や河原などのあらゆる場所に生えるため、生育環境もよもぎと似ています。
見分け方は、葉の裏面の状態をはじめ、茎や香りから判断しましょう。
ブタクサの葉は裏面が緑色ですが、よもぎは白味がかった色であり、茎に生える産毛はよもぎのほうが目立つとされています。
葉を揉むとブタクサは無臭に近いようですが、よもぎは独特の香りがするため見分けやすいでしょう。
アメリカフウロとの見分け方
アメリカフウロは、道端、農地、荒地などで見かける植物で、全長10cm~40cmほどです。葉、茎、萼 (がく)と全体に細かく毛が生えており、茎が赤みを帯びているといわれています。
見分け方は、葉の形と縁取り、花の状態を確認しましょう。
アメリカフウロは1枚の葉全体が丸に近い形をしていて、縁を中心に赤く色付くことがあります。よもぎの葉は切れ込みが深くて、赤くなることはないようです。
また、アメリカフウロは春から秋頃に、淡いピンクの花を付けます。
おいしいよもぎの見分け方
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似ている植物と区別したら、おいしいよもぎの見分け方まで知っておくとよいでしょう。
食用として摘む時期は、3月~5月頃が最適です。春に芽吹いたばかりのよもぎは、香りがよく、葉が柔らかいとされています。
特に生え始めの頃は、葉の裏面だけでなく表も白い綿毛で覆われていることが少なくないようです。
新しい葉ほど香りがよく柔らかいため、見つけたら新芽を指先で軽くつまんで摘んでみましょう。なお、旬をすぎても食べられないわけではありませんが、食用に向くのは『春の新芽』のようです。
時期をすぎると葉が硬く、アクも強くなっていく傾向にあります。旬をすぎてから食べる際には、アク抜きをすることが推奨されているようです。
おいしく食べられないと感じたら、食用以外の活用法を試してもよいでしょう。例えば、乾燥させたよもぎで茶を入れたり、風呂に浮かべたり、よもぎ蒸しにも活用できるようです。
よもぎの見分け方を知り採取や料理を楽しもう
よもぎの見分け方は、葉や茎の見た目の状態や香りのほか、生息場所からも判断できることがあります。特に毒性植物を誤って口にすると、最悪の場合、命を落とす恐れがあるため注意が必要です。
しっかりと見分けるために、よもぎに似ていて間違えやすい植物との見分け方とポイントを覚えておきましょう。
また、おいしいよもぎの見分け方についてもまとめましたので、採取や料理を楽しみたい人は参考にしてください。
※この記事は、一部厚生労働省のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]