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2025年の旧暦のお盆はいつ?旧盆や新盆との違いや特徴を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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2025年の旧暦のお盆はいつ?旧盆や新盆との違いや特徴を解説

※写真はイメージ

7月盆と8月盆以外に『旧暦のお盆』があるのを知らない人がいるかもしれません。さらに、時期だけでなく旧暦のお盆は内容も少し異なる点があるともいわれています。

旧暦のお盆の時期や内容を知っておくと、よりお盆に対する理解が深まるでしょう。

そして、その地域で旧暦のお盆を過ごすことになった時に備えて、供え物を始めとする特徴を知っておくことも大切です。

本記事では、旧暦のお盆の時期や実施する地域、特徴などについてご紹介します。旧暦のお盆について知りたい人は参考にしてください。

旧盆、新盆、旧暦のお盆の違い

7月に行われるお盆を『新盆』、8月のお盆を『旧盆』もしくは『月遅れ盆』と呼び、沖縄などで旧暦に則って行われるお盆を『旧暦盆』と呼ぶようです。

新盆と旧盆には、実施される時期のほかに大きな違いはないといいます。

一方で、旧暦盆は時期以外にも少し変わった特徴があるのだとか。詳しくは後ほど説明します。

多くの地域では旧盆の時期にお盆を行い、東京を中心とした一部地域では新盆を採用しているようです。

【2025年】旧暦のお盆はいつ?

【2025年】旧暦のお盆はいつ?

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2025年の旧暦のお盆は、9月4日木曜日~6日土曜日です。

ただし、旧暦のお盆を実施する地域は、このお盆期間の前に先祖へお盆をお知らせする日が設けられている場合もあります。

ちなみに、この旧暦のお盆を知らせる日は、旧暦の七夕に該当するようです。

旧暦にお盆を行う地域はどこ?

旧暦にお盆を行う地域はどこ?

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前述の通り、旧暦のお盆を現代でも行っているのは、主に沖縄だそうです。沖縄で旧暦が使用されている理由としては、農業や漁業に関係があるといわれています。

農業や漁業での作業に適した日を選ぶ材料の1つとして、季節の移り変わりを旧暦から判断しているのだとか。

沖縄ではお盆に限らず、さまざまな行事が旧暦の日付で決められているようです。

沖縄で行われる旧暦のお盆の特徴

沖縄で行われる旧暦のお盆の特徴

※写真はイメージ

沖縄で行われる旧暦のお盆は3日間で、さらに旧暦の七夕の時期にご先祖へお盆をお知らせする日があるのも特徴です。

なお、供えるものや内容は日によって変わるといわれています。

沖縄の旧暦のお盆の特徴を、供え物を中心に見ていきましょう。

旧暦の七夕(ソーローウンケー)

旧暦の七夕に行う、先祖や故人へお盆がもうすぐ来ることを知らせる儀式のことを『ソーローウンケー』と呼ぶそうです。

2025年の旧暦の七夕は、8月29日金曜日です。沖縄では旧暦の七夕に、墓参りをして墓をきれいにしたり、供え物をしたりして先祖を迎える準備をします。

旧暦の七夕は沖縄で『ヒーナシタナバタ』とも呼ばれ、墓参り以外にも墓の修理や引っ越しなどにも向いている日とされているのだとか。

神様の目が届かず先祖にも無礼講の日で、吉凶を気にしなくてもよい日だと考えられているからなのだそうです。

お迎え(ウンケー)

お盆のうち初日は『ウンケー』と呼ばれ、先祖を迎える日だといわれています。仏壇へお供え物などを用意して、先祖を迎える準備をするのだとか。

仏壇へのお供え物の例は、以下の通りです。

  • フルーツ
  • サトウキビ(ウージ)
  • 酢の物
  • 葉付きのショウガと箸
  • 沖縄風炊き込みご飯(ウンケージューシー)など

フルーツを盛り合わせた盆と、パイナップルやスイカなどを供える点が特徴的といえるでしょう。

ほかに、先祖が家へ帰るための目印となる提灯や、迎え火のろうそくなどの用意は、旧盆や新盆と大きく変わりません。

中日(ナカヌヒー)

中日は『ナカヌヒー』といわれ、お中元をもって親類を回る日とされています。さらに、ナカヌヒーには朝食、昼食、おやつ、夕食を供えるようです。

各食事の内容例を表にまとめました。

タイミング お供え物
朝食
  • ご飯
  • 汁物
  • 酢の物など
昼食
  • ソーメン汁
  • イモの輪切りなど
おやつ
  • ぜんざい
  • 酢の物など
夕食
  • ご飯
  • 汁物
  • 煮物など

なお、沖縄の地域や家庭によっては内容が変わる可能性もあります。

お送り(ウークイ)

お盆最終日の『ウークイ』は、先祖を送る日だそうです。ウークイのお供え物の特徴として、重箱料理(ウサンミ)があるといわれています。

重箱の内訳は、おかず重が2段、もち重が2段の合計4段。なお、旧暦のお盆は慶事として扱われるため、重箱やおかず、もちなどは慶事用を用いるようです。

ほかに、先祖に持ち帰ってもらう『ウチカビ』なども用意する場合があります。

ウチカビとは、先祖があの世で使うためのお金といわれており、紙でできているのだとか。ウチカビは最後に、送り火のようにお焚き上げをして見送るそうです。

これにより、旧暦のお盆は終了するとされています。なお、詳しい流れは地域や家庭により異なる場合もあるので、必ずしも解説した通りとは限りません。

旧暦のお盆が満月になるといわれる理由

旧暦のお盆が満月の理由

※写真はイメージ

旧暦のお盆は『満月になることが多い』といわれているようです。

旧暦とは明治5年まで使われていた暦の決め方のことで、月の満ち欠けに合わせて1か月を決めていたといわれています。

旧暦では新月を1日として、ふたたび新月になるまでを1か月としており、満月は15日目にあたるのだとか。

そのため、旧暦のお盆は当時の7月13日〜7月15日頃に該当し、7月15日は満月になる計算だったようです。

こういった旧暦での暦の決め方から、『旧暦のお盆には満月になる』と考えられているのかもしれません。

旧暦のお盆は主に沖縄で実施される

旧暦のお盆は沖縄などで実施されるお盆を指し、2025年は『9月4日~9月6日』が旧暦のお盆の期間に該当します。

旧暦のお盆は7月盆や8月盆とは異なり、月の満ち欠けに応じて日付が変動する点も特徴です。

沖縄で行われる旧暦のお盆は特徴的な供え物も多いので、ほかのお盆と比較してみるのもよいでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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