淀川花火大会、終了後は会場に大量のゴミが残る しかし理由があり…
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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花火大会、お花見、ハロウィン…そして最近では、ポケモンGOで人気の公園など。多くの人々が集まる場所で必ずと言ってよいほど伝えられる、お祭りのあとのゴミ問題です。
2016年8月6日に行われた第28回なにわ淀川花火大会は、観客の数およそ60万人。やはり大量のゴミが残されました。ですが、そのことは参加者のマナーが悪いというよりも、主催・運営者側の事情があったようです。
淀川花火大会では、運営者がゴミをその場に置いていくようにとアナウンスしているそうです。
また、運営者は翌日の清掃ボランティアを募集しています。置き去りにされたゴミは、翌日ボランティアの人たちが清掃してくれていたのです。
花火大会の当日は、会場の各所に分別用ゴミ箱が用意されています。そこで集められたリサイクルゴミは資源としてお金に換えて、恵まれない子どもたちへの 支援として寄付されています。
「ゴミは持ち帰って」には限界が
観客が散らかしたゴミをボランティアが掃除するだなんて。ゴミは持ち帰るべきでは? という意見もあるでしょう。
しかし、会場内にゴミを捨てることを禁止した場合に、会場外の周辺地域に捨てられてしまったりと、近隣の方に迷惑がかかる可能性が高くなります。
自分が出したゴミをすべて持ち帰ることを徹底しようとしたら、各自がゴミ袋を用意してビールなどの飲み物、食べ物の容器などを公共交通機関に持ち込む…においなどの別の問題も発生しそうです。
賛否両論あると思いますが、淀川花火大会の判断は、周囲に迷惑をかけない最善策の一つなのかもしれません。
人が集まる場所では避けられない問題。参加者ができること、すべきことを挙げるとしたら「周囲に迷惑をかけないよう心がける」「運営の指示に従う」という意識を持つことなのでしょう。