豆腐の水切り、必要?不要? 豆腐メーカーに聞いた『正解』は…【調理のコツ】
公開: 更新:

画像提供:さとの雪食品株式会社

シーフードヌードルに入れたのは? まさかの組み合わせに「思ったよりもアリかも…!」シーフードヌードルにシュークリームという、まさかのアレンジを実食レポ。甘じょっぱさ×クリームのコクで、魚介スープがまろやかチャウダー風に。驚きのその味、ぜひチェック!

意外と簡単! 食品メーカーが教える『豆腐の簡単おかず』の作り方【レンチンレシピ】『肉豆腐』は豆腐が肉の旨みを吸って味わい深くなる、おいしい料理です。 家庭的なぬくもりを感じさせる一皿ですが、いざ作るとなると「面倒くさい」と思うかもしれません。 実は、鍋で煮込むなどの工程は不要で、電子レンジでも作るこ...
- 協力
- さとの雪食品株式会社






パックの豆腐には水が入っていますよね。
調理前に水切りをする人は多いと思いますが、そもそも水切りはしたほうがよいのでしょうか。また、水切りをする場合はどのような方法がいいのかも気になるところ。
有名な豆腐メーカーである、さとの雪食品株式会社(以下、さとの雪食品)に取材しました。
豆腐の水切りは「料理によっては必要」
まず水切りの必要性について、さとの雪食品からは以下のように説明がありました。
豆腐の水切りは、すべての料理に必ず必要というわけではありません。
冷ややっこやお味噌汁など、豆腐のやわらかさやみずみずしさを生かしたい料理では、水切りせずそのまま使ってOKです。
一方で、炒め物・焼き物・揚げ物・和え物など、水分が多いと味がぼやけてしまう料理では、水切りをしたほうがおいしく仕上がります。
画像提供:さとの雪食品株式会社
また、水切りをする主な理由としては、このようなことが挙げられます。
・余分な水分を抜くことで味がよく染み込む。
・加熱しても崩れにくくなる。
・食感が引き締まり、風味が濃く感じられる。
水切りは必ずしも必要ではないものの、料理がよりおいしくなることもあるのですね。
メーカーおすすめの『水切りの方法』とは
さとの雪食品に『おすすめの水切りの方法』をうかがったところ、以下の3つを教えてもらいました。
1.重しを使う基本の水切り
豆腐をキッチンペーパーで包み、上に皿やまな板などをのせて10~30分置きます。
自然に水が抜け、しっかりとした食感になります。ペーパーが水を吸いきったら途中で取り替えると、より効果的です。
2.ざるに上げて自然に水を切る
ざるの上に豆腐を置き、10~20分ほど置いておくだけでもOK。軽く水気を抜きたい時に向いています。
3.さいの目に切ってゆでる
豆腐をさいの目に切り、熱湯で1~2分ほどゆでてからざるに上げる方法もあります。
ゆでることで表面が引き締まり、余分な水分が抜けて崩れにくくなります。炒め物や煮物など、加熱調理に使う際におすすめです。
電子レンジで豆腐の水切りをする時の注意点
最近では電子レンジで水切りする人も増えていますが、破裂しないように注意しなければなりません。
さとの雪食品からは、以下のアドバイスがありました。
電子レンジでの加熱による水切りは、可能ではありますが注意が必要です。
突沸(※)などの危険があるため、軽く水分を飛ばす程度にとどめるのがおすすめです。
豆腐を耐熱皿に移し、軽くラップをかけて500Wで30秒~1分ほど加熱。出てきた水分をペーパーで拭き取れば、短時間で手軽に水切りができます。
※豆腐内の水分が沸騰して破裂すること。
電子レンジでの水切りは簡単ですが、突沸しないように加熱時間を適度にとどめておくのがおすすめです。
「今までなんとなく水切りしていた」という人は、作りたい豆腐料理に合わせて、水切りを『する・しない』を分けましょう。
ちなみに、さとの雪食品は大豆由来の植物性たんぱく質がとれる『とうふスティック』を販売しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]