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マンガの料理は本当に美味しいのか!? ヒグマ、ウサギ、エゾジカのアイヌ料理を食べてきた

By - grape編集部  作成:  更新:

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出典:ゴールデンカムイ軒

マンガの登場人物が食べているおいしそうな料理に憧れて、実際に作るマンガ飯。すぐに購入できる材料で作られていればいいが、ヒグマやエゾシカでは、そう簡単に再現することができない。

そんな野性味あふれるマンガ飯を再現したイベントが渋谷の一角で開催され、話題を呼んでいる。

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ジビエのマンガ飯!

今回のマンガ飯は、野田サトル先生の『ゴールデンカムイ』に出てくる、数々のジビエ料理を再現したもの。

物語は明治末期の北海道を舞台に、隠された金塊を巡って戦うというロマンあふれるマンガで、決して料理マンガではない。

しかし、主人公の杉本佐一と北海道で出会ったアイヌの少女アシリパが作るアイヌの伝統的な料理は、どれもとても美味しそうなのだ!

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幸せそうに食べる姿も魅力的で、私も一度は食べてみたいと思っていた。そこに今回のイベントである。参加しないわけにはいかない!

アイヌのジビエ料理って美味しいの?

イベント会場の店内には、野田先生直筆の絵が飾ってあったり、ランチョンマットにキャラクターが描かれていたりと、『ゴールデンカムイ』好きにはたまらない飾りが目白押し。

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上の画像で「ヒンナの心を忘れるな」と書かれているが、ヒンナとはアイヌ語で「食べ物に感謝を表す言葉」だ。美味しいという意味合いでも使われている。

さて、前置きが長くなってしまったが、席につくとさっそく一つ目のジビエ料理が運ばれてきた。

ウサギのチタタプの汁物

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チタタプとは、捕らえた動物を刃物で叩き、骨などの食べづらい部分も細かくひき肉状にして食べるアイヌの料理。

今回のチタタプは、しめじや行者ニンニクと一緒にウサギのつみれが入っている。初めてウサギを食べたが、全然クセがなく鶏肉のようにさっぱりとした味わい。ヒンナ、ヒンナ!

シカ肉などの盛り合わせ

次に運ばれてきたのは、エゾシカの塩焼き(画像左)、子持ち昆布の串揚げ、松前漬け、そしてヒグマの肉(画像右)だ!

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エゾシカの肉は、もっとも美味しいと言われている背中の肉。とても柔らかくて食べやすいが、レバーのようなクセがある。人によっては得手不得手が出るかもしれない。

子持ち昆布の串揚げは、なんとシャチの油を使って揚げられたもの。噛むたびに普通の油とは違う、深いコクを感じた。サクサク、プチプチとした食感も非常に楽しい!

そして、なんといっても注目はヒグマの肉だ!噛み切ることができないほど硬かったので、思い切って一口で頬張る。

個人的にはエゾシカよりもクセは感じず、美味しくいただくことができた。

聞いた話では、下準備の段階でヒグマの肉のクセが抜けず、かなり試行錯誤したそうだ。それというのも、できる限り当時の方法で下準備など行い、マンガ飯を再現したから。マンガ飯への強い情熱を感じる。

その後も鹿肉の鍋やカエデのツララなどのマンガ飯が続き、舌とお腹をしっかりと満たしてくれた。

ジビエはこれからが旬!

人のために作られた味ではなく、素材そのものの味わいを楽しめるジビエ。動物の尊い命をいただく代わりに、肉はもちろん、内臓や血液など全ての部位を余さず利用することを心がけるのだそうだ。

「食事に最高の感謝をささげる」この気持ちは、普段の食事から大切に持っておきたいもの。本当にヒンナの心を忘れてはいけない。

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ちなみに、ゴールデンカムイのアイヌ料理は食べることができないが、今回イベント会場となった渋谷百軒店ノ小屋では、鹿、熊、鴨、猪、雉、うさぎなどの肉を食べることが可能だ!

動物たちが冬を迎える前に脂肪を蓄え始める季節なので、ジビエは秋が旬なのだとか。野性味あふれる料理を味わうことで、普段よりも命をいただくことの大切さやヒンナの心を学べるかもしれない。興味のある方は、食べに行ってみてはどうだろうか。

店舗情報

渋谷百軒店ノ小屋 道玄坂店

住所:東京都渋谷区道玄坂2-18-14 日美ビル1F 2F 3F
電話:03-6455-0208
休日:無休

出典
ゴールデンカムイ軒

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