いつも捨ててたスイカの種 JAの情報に「驚いた!」
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- 出典
- JAグループ
夏に食べたくなるスイカ。子供の頃に「種を食べたらお腹からスイカが生えてくるよ!」と、大人から冗談めかしていわれた人もいるのではないでしょうか。
使いどころのないイメージのあるスイカの種ですが、実はおいしい活用法があるとJAグループ(以下、JA)が紹介しています。
JAグループによると、スイカの種はダシとして使うことができるそうです。
それでは実際にやってみましょう。
スイカの種はひと工夫でダシに変身!
まずはスイカの種を丁寧に取っていきます。
果肉や果汁が残らないようにきれいに洗い、キッチンペーパーなどで水分もしっかりと切りましょう。
次にフライパンでスイカの種を乾煎りします。だんだんと香ばしい香りが漂ってきました。
まるで大豆を煎っているかのような香りです。初夏なのに、節分の豆を作っている気分になってきました…!
煎ったスイカの種はそのまま鍋に入れると、後で取り除くのが大変です。
JAのウェブサイトには『布に包んで』とありますが、筆者はいつも煮干しでダシを取る時に使っている、不織布のダシ用パックを使うことにしました。
それではダシ取りの開始です。お湯を沸かして、スイカの種が入ったダシパックを投入します。
15分ほどじっくりと煮出していくと、お湯が色付いてきて黄金色のダシが出てきたのが分かります。
ここで好奇心が抑えきれず、ダシだけを味見!
かつおダシや煮干しダシのような、はっきりとしたダシ感と比べると少し弱いですが、香ばしさとほんのりとした甘さを感じます。
取れたダシで味噌汁を作ってみましょう!筆者は麦みそと八丁味噌のブレンドで作ります。
味噌汁の具は、定番のわかめと油揚げにしました。
でき上がった味噌汁を実食!ひと言で表現すると「優しいみそ汁」という印象です。
ダシだけ試飲した時のほんのりとした甘さが程よく残っていて、甘さや煎った時の香ばしさが味噌とも相性抜群。
ただ、今回はお湯に対して種の量があまり多くなかったので、若干ダシ感は薄めでした。
たくさんの種を用意するか、もしくはほかのダシと掛け合わせて使うと、よりおいしくなるかもしれません。
筆者は野菜くずを集めてダシを取る『ベジブロス』を実践しているので、今度からスイカの種も仲間入りさせようと思います!
捨てるはずだったスイカの種が、ダシとして使えるなんて驚きですね。
海産物では出せない、野菜ならではの旨みが生きた味噌汁を味わえますよ。
お腹からスイカが生えてくることはないので、安心して試してみてくださいね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]