651日をたった3分に凝縮!地球から『火星に行って帰ってくるまで』の方法
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火星での長期有人探査を想定して、ハワイで行われていた狭いドーム内での6人の共同生活実験。1年という長い期間を無事に乗り越え、いよいよ人類を火星へと送り込む計画も現実を帯びてきました。
何十年後かには、火星開拓なんて言葉も出てくるかもしれません。
とはいえ、月よりも遠い惑星に行くなんて、どれだけ大変なのかピンとくる人って、あまりいませんよね…。
出典:YouTube
火星に行って帰ってくるまでの651日間を、たった3分にまとめた動画をご紹介します!
片道200日以上かかる…
地球と月の距離をアメフトのコートで表現すると、地球と月の距離はわずか1ヤード(約0.9メートル)ほど。
対して、地球から火星までは120ヤード(約108メートル)と、コートを端から端まで使う計算になります。距離からして120倍…困難な道のりが容易に想像できます。
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移動にはもちろんロケットを使うのですが、先だって3機が資材などを積んで打ち上げられます。
その後、地球と火星が近づくタイミングを見計らい、宇宙飛行士は「Orion Capsule(オリオン・カプセル)」に乗り込み、ロケットで打ち上げられます。合計4機ものロケットの打ち上げ…一体いくらかかるのやら。
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宇宙に出てからも苦労は絶えません。無重力環境では、骨からカルシウムがどんどん抜けてしまうので、しっかりと運動をしないと、火星についてから活動できなくなってしまいます。
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そんな生活が217日続いて、ようやく火星へと着陸する日がやってくるのです。人類が初めて他の惑星に降り立つ瞬間…きっと言葉にできないほどの感動が待っていることでしょう!
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火星にはすでに、住居スペースと帰りのロケットが準備されています。これはロケットで先に運び込んだ資材を使って、ロボットたちが作り上げてくれているため。
そして、約一か月ほど宇宙飛行士たちは住み込みで、火星の大気や放射線量、地質など様々な調査を行います。
ちなみに、火星の大気は地球の0.75%ほどしかなく、主成分は二酸化炭素。しかも、平均表面温度が-43度と極寒の地なので、宇宙服なしでは活動できません。
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過酷な環境での調査が終わると、いよいよ地球へと帰還することになります。帰りは火星と地球が近づく日を待つことはできないので、金星の重力を使ってスイングバイ(重力ターン)を行います。
火星へと旅立ってから651日後。ついに宇宙飛行士たちは、地球の海へと帰ってきます。
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約2年の歳月とロケット4機が必要になる、火星への有人探査。そう簡単にはできない壮大な計画ですが、もし新たな発見があったら…と考えるとワクワクしてしまいます。
ロマンあふれる宇宙への挑戦、今後より活発になってくれるといいですね!