【子どもの「なんで?」への答え方】鉛筆が消しゴムで消える理由・色鉛筆が消えにくい理由
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小さい頃から何気なく使っている鉛筆と消しゴム。黒い鉛筆で書いた文字や絵を消しゴムで消せることは、誰もが知っていることですよね。
でも、それがなぜ消えるのか説明できる人は少ないのでは?お子さんに質問された時にしっかりと答え、好奇心を育ててあげるためにも知っておきたいですね。今回は、黒い鉛筆で書いた文字や絵が消しゴムで消える理由や、色鉛筆が消えにくい理由をご紹介します。
なぜ鉛筆で書いた文字や絵が消えるの?
鉛筆で紙に文字や絵を書くと黒くなりますよね。これは、紙の表面の凸凹に鉛筆の黒い粒が付着するから。
消しゴムで書いた文字や絵を消せる理由は、消しゴムがそれらの粒をこすり取っているからなんです。
子どもに仕組みを説明するときは、床やカーペットの上に小さくちぎった紙を置いて、粘着シートを消しゴムに置き換えて説明するとわかりやすいですよ。
<消しゴムの種類>消えるメカニズムに違いがあった!
実は、消しゴムの種類によって、鉛筆の粒の取り方が違います。
消しゴムの種類は一般的に大きく分けて2種類。ゴム製のものと、プラスチック製のものがあります。
ゴム製のものは、紙の表面を黒い粒ごと少し削り取っています。それに対してプラスチック製のものは、鉛筆の粒を包み込むようにして取っています。
何気なく使っている消しゴムですが、こんな違いがあったのですね。
最近では消しやすいプラスチック製のものが主流ですね。実はこのプラスチック製の消しゴム、日本のメーカーが開発したものだそうですよ。
なぜ色鉛筆は消えにくいの?
黒い鉛筆は消えるのに、色鉛筆はなぜ消えにくいのか、気になったことはありませんか?
色鉛筆の芯は、色のもとになる顔料と、ろうそくの原料であるロウなどを混ぜ合わせて作っています。その芯を紙に押し付けると、顔料の入ったロウが紙の凹凸に染み込んで、色が見えるというわけです。
一度紙に染み込んでしまった顔料は、消しゴムではなかなか吸着することができません。そのため色が残ってしまい、きれいに消すことが難しいのです。ボールペンを消しゴムで消せない理由も同じ。ボールペンはインクを紙に染み込ませて使うので、普通の消しゴムでは消すことができません。
子どもの「なぜ?」への答え方
お子さんに教える時は、以下の3点を押さえて教えてあげてくださいね。
鉛筆や消しゴムに興味を持って、勉強も頑張ってくれたら嬉しいですね。
おわりに
「なぜ消しゴムで消えるのか」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
子どもはいろんなことに先入観を持たず、「なぜ?」と感じる好奇心の塊です。問を感じて周りの人に聞いても、答えてくれる人がいなければ、せっかくの「なぜ?」を打ち消してしまうかもしれません。ぜひ一緒にお子さんの「なぜ」を解決してあげてくださいね。
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