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宮崎駿 再び長編に着手 人工知能が作った映像には「生命に対する侮辱」と怒り

By - grape編集部  公開:  更新:

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制作をすすめるある日、人工知能を開発しているIT企業が来社します。彼らは人工知能でCGアニメーションを動作させるシーンを監督に披露しました。

CGアニメーションの中で披露された頭を足のように使って移動する生物。担当者が胸を張って「人間が想像できない気持ち悪い動きが(を作ることが)できる」と語ったとき、監督は怒りを露わにしてこう語りました。

毎朝会う、 このごろ会わないけれど身体障害者の友人がいるんですよ

ハイタッチするだけでも大変なんです 彼の筋肉がこわばっている手と僕の手でハイタッチするの。

その彼のことを思い出してね

僕はこれを面白いと思って見ること出来ないですよ

これを作る人たちは痛みとかそういうものに対して何も考えないでやっているでしょう。

極めて不愉快ですよね。

そんなに気持ち悪いものをやりたいなら勝手にやっていればいいだけで、僕はこれを自分たちの仕事とつなげたいとは全然思いません。

極めてなにか生命に対する侮辱を感じます

NHKスペシャル『終わらない人 宮﨑駿』 ーより引用

同じ映像を見た鈴木敏夫プロデューサーが「(君たちは)どこにたどり着きたいか」という質問に対し、彼らは「人間が描くのと同じように絵を描く機械を作りたい」と答えます。その言葉に少なからず衝撃を受ける監督。

そして後日、監督が鈴木プロデューサーにある覚書を披露します。それは長編映画の企画書。

「長編映画をもう一度作りたい」

なんとか3年で作ったとしても、完成するとき自身は78歳。共に戦ったスタッフが続けて旅立つ中、残された時間と戦う覚悟を決めた監督の決意表明でした。

宮﨑監督の長編映画が本当に動き出すかはわかりません。しかしファンとしてはどうしても期待してしまいます!

NHKスペシャル『終わらない人 宮﨑駿』は11月16日(水)前0:10に再放送が予定されています。

宮﨑監督の思い、原動力、そして気になる次回作…。見逃した方はぜひご覧ください!

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出典
NHKスペシャル『終わらない人 宮﨑駿』

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