日本全国『お雑煮多様性』マップ 珍しいお雑煮がいっぱい
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お正月、楽しみな料理の一つがお雑煮です。子どもの頃お母さんが作ってくれたお雑煮の味を思い出しながら、各家庭ならではの味を楽しんでいるかと思います。
例えば関東地方なら、すまし汁に鶏肉や小松菜などを入れた「江戸風」が一般的です。飾り切りをしたニンジンやかまぼこ、三つ葉で飾って華やかに。
お雑煮の味付けは、大きく分けて「すまし」「あずき」「白みそ」の3種類。どの地域でどんな味付けがされているか、2009年の日本調理科学学会の調査結果を、日本自然保護協会(NACS-J)が図解しています。
同じ「すまし」でも、はまぐり、牡蠣、するめなど、地域によって入れる具材はさまざまです。
提供:日本自然保護協会(NACS-J)
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大半の地域での味付けは「すまし」で、近畿地方で「白みそ」、中国地方で「あずき」の割合が高いことが分かります。
白みそのお雑煮
各地方のお雑煮を抜粋
【岩手県】くるみ雑煮
【奈良県吉野郡】きなこ雑煮
【島根県出雲市】あずき雑煮
あずきのお雑煮
【香川県】あんもち雑煮
【沖縄県】豚肉の正月料理
他の地方から見ると「珍しい」お雑煮も、その地域の人にとってはなじみ深い料理なのでしょう。
「お雑煮」と一言で言ってもこんなにもたくさんの種類があるのですね。食べ慣れた味も良いけれど、遠い地方の変わったお雑煮も食べてみたくなります。
皆さんのふるさとのお雑煮は、どんな味付けや具材でしょうか?
[文/grape編集部]