『6歳の赤ちゃん』を孤児院から養子縁組した家族 愛の物語
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカでは日本に比べて養子縁組(アダプション)が多いのでよく聞く話です。多くの選択肢の中から、ある子どもと出会った時に、「この子が私の子だ!」と思う瞬間があるのだそうです。
「この子だ!」と思う瞬間に2度出会った女性
テネシー州に住むプリシラ・モースさんにもそういう瞬間があったのだそうです。それも二回も!
プリシラさんは夫のデヴィッドさんと間に二人の子どもがいますが、養子を迎えようと話し合ってからしばらくして一回目の出会いがありました。それは、ロシアに住む「特別なケア」の必要な孤児として紹介されたダウン症と心臓疾患を抱えるマッケンジーちゃんでした。そして、マッケンジーちゃんは手続きを経て、プリシラさん家族に養子縁組され、新しい家で楽しい生活を送っています。
マッケンジーちゃんを迎え入れた時、彼女の家族は「これで完成した」と感じていました。
しかし、新しい出会いは唐突にやってきました。ある日、プリシラさんがFacebookのニュースフィードをぱらぱら見ていた時に、アダプションの団体が投稿したブルガリアの6歳の「赤ちゃん」の写真が目に入りました。その男の子は、ブルガリアの孤児院で6年間、放置された状態のとても6歳とは思えない骨と皮だけの「赤ちゃん」でした。プリシラさんの身体には衝撃が走りました。
ブルガリアから孤児を引き取る
2014年9月、プリシラさん夫妻は、その男の子の養子縁組の手続きを開始し、2015年11月に彼を引き取りにいくためにブルガリアへ向かいました。
プリシラさん夫妻がライアンと名づけたその男の子はすでに7歳でありながら、身体の大きさは幼児ほどしかなく、脳性麻痺、内反足変形、脊柱側弯症および小頭症などの多数の医学的問題を抱えていました。その男の子はまるで骸骨のようで、「かろうじて生きているという表現」がぴったりの状態だったそうで、プリシラさん夫妻は大きなショックを受けたそうです。
その後、夫妻は様々な手続きを経て、ライアン君を連れてアメリカへ戻り、医者の診断を受けました。
ライアン君は授乳用チューブから栄養を補給しながら体重を増やし、プリシラさん家族と暮らし始めて一年後から、内反足変形の矯正を始めました。一年の間に会話とコミュニケーション能力は驚くほど上達し、医者やセラピストの尽力によって手は自由に動かせるようになりました。
プリシラさんは、ハンディキャップのある子どもを養子に迎えることは大変なチャレンジだと語りますが、実子のディラン君(14歳)、ジャック君(7歳)と二人の養子たちと日々に感謝しながら暮らしています。実子の子どもたちは両親の行いを見て、人生にとって何が重要なことであるかを学んでいるのです。
プリシラさん夫妻は、彼らの物語が人々を鼓舞し、特別なケアが必要な子どもを養子にしたり、養子縁組の費用を募金運動に寄付したり、海外から養子縁組されて再出発しようとしている子どもたちへの食事や介護をサポートしてくれる人々の輪が広がっていくことを望んでいます。
ライアン君は、プリシラさんの家族の一員として、新しい人生を歩み始めています。まだまだ困難はたくさんあると思いますが、家族の愛をたっぷり受けて、成長していって欲しいですね。
「この子は私の家族になる子だ!」は人間だけではない
私は養子を迎え入れた経験はありませんが、アニマル・シェルター(動物保護施設)から犬を引き取る際、一目会った瞬間に「この子がうちに来る犬!」とはっきりわかりました。
キューピットと名付けた愛犬はすでに成人犬で、シェルターに入ってからかなり長い時間が経っているにもかかわらず引き取り手が見つからなかったので、もし私たちに出会わなければ、次の週に処分が決まっていたそうです。
実は、私たち家族は、本来は他の場所で犬を引き取るする予定で、その日、キューピットがいる施設に行ったのは単なる偶然でした。
でも、あの時、キューピットは私たちに出会うのを待っていてくれて、私たちは偶然ではなく、必然であの場所で彼を見つけたのだと今でも思っています。家族になるのってそういう言葉でうまく説明できない運命のようなものがあると思います。そして、キューピットは私たち家族の大切な大切な一員として暮らしています。
生まれた場所や環境で可哀そうな思いをしている子どもは世界中にたくさんいます。何か小さなことからでも、自分にできることを探して、一人でも多くの子どもたちが笑顔になり、未来に希望を持ってくれるように願ってやみません。
[文/grape編集部]