昔とは違う!育児の常識 今と比べてわかった9つの違い
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時代が進むにつれて、子育ての常識も変わってきました。昔は良いとされていたことが、現代ではNGとなることも。誰もが最初は子育て初心者。不安になって親世代を頼ることもありますよね。
でも、親から聞いた方法が病院や保健所で教えられたことと違っていて、戸惑うこともあるのでは? そこで今回は、赤ちゃんのために知っておきたい<育児の昔と今の違い>を9つご紹介します。
1.抱っこはしてあげた方が良い
昔は、抱き癖がつくから赤ちゃんをあまり抱っこし過ぎない方が良い、泣くたびに抱っこしていると、赤ちゃんは抱っこを求めてよく泣くようになる、などと言われていました。このため、抱き癖がつかないよう、抱っこし過ぎないように気をつけていたそうです。
現在は、抱き癖は気にしなくてもよいとなっているようです。抱っこは自己肯定感を育てたり、人を信頼する心を育んだりと、赤ちゃんの心の成長にとっても重要な役割を果たすと言われています。
2.母乳よりミルクは過去のこと?
昔は母乳よりミルクの方が栄養価が高いとされ、母乳ではなくミルクをたくさんあげる家庭が多かった時代があるそうです。
現在では、母乳の栄養が赤ちゃんにとって大切であるという考えもあり、母乳育児が推奨されたり、母乳育児の支援を行っている産院や自治体もありますね。
また、ミルクだけに頼るのではなく、母乳とミルクを両方与える「混合授乳」という方法もあります。母乳が出やすい・出にくいといった理由や、ママの就業により母乳育児が続けられないなど、ご家族のライフスタイルなどに応じて混合授乳を選択することもあります。
3.卒乳は各々のタイミングで
昔は1歳までに授乳をやめ、断乳するようにと母子健康手帳に書かれていたそうです。その方が離乳食が進みやすかったり、虫歯になりにくいと考えられていたようです。
現在では、自然と離れていくまで授乳しても問題ないと言う考え方もあり、子供が欲しがるのに無理して断乳させるのではなく、自然に、また子供が納得してやめていく「卒乳」も増えてきました。無理に辞めさせる必要はないと考えると、少し心が軽くなりますね。
4.離乳食のあげ方は虫歯の原因に?
昔は、大人が噛み砕いたものを離乳食としてあげていた時代もあったそうです。
最近では、虫歯は大人の口から移ることが分かっています。口移しやスプーンを共有することで、虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうことも。
赤ちゃんの口の中には、もともと虫歯菌であるミュータンス菌は存在しないんだとか。赤ちゃんの歯の健康のためにも気をつけたいですね。
5.離乳食の準備に果汁は必要?
昔は離乳食の前段階で果汁を与えることも一般的で、母子健康手帳には「果汁を飲ませていますか?」という質問項目があったそうです。
最近では、早くから果汁を与えることはなくなっています。
果汁をあげることで母乳やミルクの摂取量が減ったり、アレルギーの心配や、消化機能が未発達な赤ちゃんに早くから果汁を与えることで、消化不良を起こすケースもあるようです。
6.ベビーパウダーは必須でない
昔はベビーパウダーがあせも予防になるため、夏の汗をかく季節にはよう使用されていたようです。
今は、ベビーパウダーをつけることで皮脂腺や汗腺をつまらせ、あせもや肌荒れにつながってしまうこともあると言われ、ベビーパウダーをあせも予防に使うことはあまり推奨されていないようです。
7.歩行器は歩行訓練にならない?
昔は歩行器を使うことで、歩行訓練になるとされていました。
今では、歩行器の中には音が出るものやおもちゃがついているものなどもあり、歩行器はおもちゃであって、歩行開始を早める道具ではないという認識だそう。
赤ちゃんが歩けるようになるには、寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちを通じて筋肉や身体の発達が必要不可欠です。歩き始めが遅いことを気にして歩行器の購入を考える方もいるかもしれませんが、「今は歩けるようになるための準備期間」と考えて、赤ちゃんのペースを見守ってあげましょう。
8.はちみつは避けましょう
はちみつは栄養価が高いため、赤ちゃんに栄養あるものを摂らせようと、昔は赤ちゃんにはちみつをあげることもあったそうです。
今は、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えないよう指導されています。
これは、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」が赤ちゃんの体内に入ると「乳児ボツリヌス症」という中毒症状を引き起こす場合があるから。
間違ってはちみつを与えてしまわないように、気をつけてくださいね。
.9オムツをとるタイミング
昔はおむつはできるだけ早くとった方が良いとされていましたが、今は子どもの成長に合わせてゆっくり進めるようになってきています。
意志表示や言葉が出始める、2歳くらいから始めることが多いそう。なかなかうまくいかず、3歳になってもはずれないこともありますが、焦らずゆっくり子どもの体調や発達に合わせて進めてくださいね。
おわりに
今回は、赤ちゃんのために知っておきたい、育児の昔と今の違いを9つご紹介しました。
昔と今で様々なことが変わってきていることが分かりますね。両親や祖父母からアドバイスを受け、情報の違いに不安になることもあるかもしれません。そんな時は1人で抱え込まず、周りの人や保健師さんに相談するなどしてみてくださいね。
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