アマゾンのベゾス氏が『月の配送サービス』をNASAに提案! By - 土屋 夏彦 公開:2017-03-13 更新:2018-05-30 Amazon Share Post LINE はてな コメント アマゾンの最高経営責任者のジェフ・ベゾス氏が、所有する民間宇宙旅行会社『Blue Origin』で、月への安定的な配送サービスを始めたいという発言をし、準備中のメインロケットエンジンの写真を公開しました。 1st BE-4 engine fully assembled. 2nd and 3rd following close behind. #GradatimFerociter pic.twitter.com/duE4Tnzvkx— Jeff Bezos (@JeffBezos) 2017年3月6日 発言によれば、『Blue Origin』は1年足らずで専用ロケット『The New Shepard』を5回成功裏に打ち上げていて、その成果をもって、NASAの幹部に月へのAmazonのような出荷サービスを安定的に行えるようにすることが、今後の月面居住開発に大いに役立つと、7ページに渡るホワイトペーパ(機密文書)を送付、提案したようです。 この配送サービスでは、貨物、備品、機器、だけでなく、科学実験を行うことができるようにするための月のモジュールを運搬できることが重要。Blue Originが設計する宇宙船では、1万ポンド(約4536kg)もの物資を輸送できる想定ということも鍵となっています。 Bezos氏は「SpaceX社は既に29個のFalcon9ロケットを打ち上げ成功し、来年には2人の民間人を月面カプセルに送る計画を発表しているが、私たちのビジョンは、何百万人もの人々を宇宙で生活させ、働けるようにすることです。」と述べたそうです。 アマゾンによる初めての配送は、早ければ2020年7月にも準備が整うが、それはBlue OriginがNASAの支援を受けられるかどうかに懸かっているそうです。注目されるアメリカでの民間宇宙開発にさらに注目です。 [文/構成 土屋夏彦/grape編集部] 土屋夏彦 上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました Share Post LINE はてな コメント
アマゾンの最高経営責任者のジェフ・ベゾス氏が、所有する民間宇宙旅行会社『Blue Origin』で、月への安定的な配送サービスを始めたいという発言をし、準備中のメインロケットエンジンの写真を公開しました。
発言によれば、『Blue Origin』は1年足らずで専用ロケット『The New Shepard』を5回成功裏に打ち上げていて、その成果をもって、NASAの幹部に月へのAmazonのような出荷サービスを安定的に行えるようにすることが、今後の月面居住開発に大いに役立つと、7ページに渡るホワイトペーパ(機密文書)を送付、提案したようです。
この配送サービスでは、貨物、備品、機器、だけでなく、科学実験を行うことができるようにするための月のモジュールを運搬できることが重要。Blue Originが設計する宇宙船では、1万ポンド(約4536kg)もの物資を輸送できる想定ということも鍵となっています。
Bezos氏は「SpaceX社は既に29個のFalcon9ロケットを打ち上げ成功し、来年には2人の民間人を月面カプセルに送る計画を発表しているが、私たちのビジョンは、何百万人もの人々を宇宙で生活させ、働けるようにすることです。」と述べたそうです。
アマゾンによる初めての配送は、早ければ2020年7月にも準備が整うが、それはBlue OriginがNASAの支援を受けられるかどうかに懸かっているそうです。注目されるアメリカでの民間宇宙開発にさらに注目です。
[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。