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「任天堂で働きたい」と高校生 冷ややかな目で見ていた大人を見返す!

By - grape編集部  公開:  更新:

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「任天堂でゲームデザイナーになるにはどうすれば?」

コリー・バネルという男性の名前は、翻訳者が利用する交流サイトにありました。

日付は2007年10月7日。こんな質問をしていたのです。

こんにちは。僕は高校を卒業したばかりで、大学の出願はまだしていない高校生です。進学を考えてはいますが、まだハッキリとは決めていません。

高校最後の年は日本に5ヶ月間、留学をしていました。この経験は素晴らしいもので、またすぐに日本に行きたいと思っています。

日本の語学学校で2年間学び、最難関の資格テストに合格する計画も考えてみましたが、地元の奨学金制度では日本で学ぶことはできません。自費か金利の高いローンを組まなければならず、現実的ではないのです。

僕の夢は、日本に住んで任天堂のゲームデザイナーになることです。

もちろん、とても難しい目標だけど、最初にマリオで遊んだ時から決めていました。

どうすれば、この目標に辿り着けるのか、何をすべきなのか、助けが必要です。ゲームの専門知識を得るための学校に通ったり、仕事に必要な日本語スキルの習得が必須なのは理解しています。

それ以外には何をするべきでしょうか。

質問には具体性がないので、質問をしてもらっても構いません。アドバイスをお願いします。

Translators cafe.com ーより引用(和訳)

約10年ほど前までは任天堂で働くことを夢見る高校生だったのです!!!

2015年には立命館大学で、任天堂のインターンシップをしていたことも分かりました。そのころのインタビュー動画も公開されています。

そして、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』という大作のプログラムを任されることになったのです。

このアメリカンドリームの実現とも言うべきストーリーに、多くの人が称賛の声を寄せています。

  • 2015年にインターンシップをしていたということは入社直後の大抜擢か。彼の能力の高さがよく分かるよ
  • 2007年にネットで質問をした時、彼が夢を叶えると信じた人はどれほどいただろうか。多分、ほとんどの人が「無理だね」と冷めた目で、この質問を見ていただろう
  • 本当に素晴らしい。目標を掲げるだけでなく、それに向かって努力し続けたからこそ実現できたんだね

どうすれば目標に近づけるのかも分からなかった1人の高校生。しかし、10年間の努力で、多くの人が「無理だろう」と思っていたところに辿り着きました。

最初から無理だと諦めるのではなく、頑張り続けることが大切だ…そんなことを教えられる素晴らしいエピソードですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Translators cafe.comRitsumeikan Channel

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