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6月9日は『ミニマムーン』 小ぶりなベビーパールのような輝き

By - grape編集部  公開:  更新:

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月は満ち欠けしたり、赤やオレンジ色に変わったりと、さまざまな表情を見せてくれます。

普段と異なった姿をしていると知ったら、見上げたくなるものですよね。

『最小の満月』という、「月が普段と比べて一層小さく見える」現象があります。

2017年の『最小の満月』は、6月9日。この現象は、なぜ起きるのでしょうか。

ミニな光で感じる幸せ

月が特別大きく見える『スーパームーン』に対して、『最小の満月』を『ミニムーン』や『ミニマムーン』と呼ぶ人もいます。

なぜ『最小の満月』になるのかというと、月が地球の周りを回っているからです。

月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。

国立天文台 ーより引用

地球に近くもなれば遠くもなります。

また、月の軌道は太陽や地球などの重力の影響を受けて変化するため、月が地球に最も近づく日や、最も遠ざかる日は毎年異なっています。

だから毎年、「今年は何月何曜日!」とニュースになるのですね。

下の表は2017年の、地球の中心から月の中心までの距離を示したグラフです。

出典:国立天文台

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そして、視直径(月の見かけの大きさ)は、地球と月との距離が近いときには大きく、遠いときには小さくなります。

『最小の満月』は『最大の満月』に比べて、14%視直径が小さく、30%暗く見えます。

出典:国立天文台

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淡い光の、小粒な満月。

月を真珠でたとえれば、『最小の満月』は普通の真珠より小ぶりなベビーパールに似ています。抑えめで上品な光です。

いつもと比べてどれだけ小さく見えるのか、ベランダに出たり、家の外の道まで出たりして、空を見上げて確認してみましょう。

『最小の満月』を見たら、普段の満月を見上げた時と違う、穏やかな感情が湧いてきそうです。

『最小の満月』を見上げる日が待ち遠しくなりますね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
国立天文台

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