日本では当たり前だけど 海外から羨望される教育制度

海外の人々に日本人のイメージや長所を尋ねると、こういった答えが上位に並びます。

  • 知性的
  • 健康に気を配り、健康的な生活をしている
  • 礼儀正しい

では、彼らがそう考える根拠は何なのでしょうか。

「日本がほかの国と違う点、ユニークなところとは?」

アメリカのウェブサイト、Bright Sideはその答えを探る秘密は、日本の教育制度にあると分析しています。

Bright Sideが記した、日本の教育制度についてのユニークな視点のいくつかをご紹介します。

海外から見た、日本の教育制度の優れている点

1.知識の前にマナーやしつけが大事

日本の教育制度において、小学校の最初の3年間は、子どもの知識や学習能力の向上以上に、マナーを身に着け、個性を伸ばし、基本的生活習慣、社会性を発達させるということが重要であると考えられています。

子どもたちは学校生活を通じて、他者を敬い、動物や自然を大切にすることを学びます。

さらに、優しさや思いやり、他人の気持ちを理解することを教えられ、頑張ること・自制心・正義の必要性を学んでいきます。

2.日本の学校は4月に始まる

世界中のほとんどの学校は、9月、または10月に新学期を迎えますが、日本の学校やビジネスの年度初めは、ほとんどが4月です。

学校の始業式が日本の最も美しい季節である桜の開花シーズンと重なるのも、大きな特徴です。

地域によって差はあるものの、6週間ほどの長い夏休みと、冬休みと春休みが各1週間ずつあります。

3.日本の子どもたちは教室の掃除を自分たちで行う

日本の学校では、教室だけでなく、トイレも、生徒たちが自分たちで学校の施設の掃除をします。

掃除当番はいくつかの小さなグループに分かれ、交代でいろいろな箇所の掃除を担当します。

日本の教育制度は、生徒自身が自分たちが使った学校の設備、施設を掃除するという責任を与えることで、チームワークや助け合う心が生まれると考えられています。

また、自分の時間と労力を費やして、掃き掃除やモップ掛け、拭き掃除をすることで、自分の仕事や他者の仕事をリスペクトする心も教えられます。

4.同じメニューの食事を皆で一緒に食べる給食制度

生徒たちの健やかな育成には、健康でバランスのとれた食事の摂取は不可欠であると考えられています。それが顕著なのが、給食制度です。

日本の公立の小学校、多くの中学校では、管理栄養士などによって作られた献立に従い、きちんと調理した給食が出されます。

そしてすべての生徒が、先生と一緒に教室で食事をとります。これは栄養バランスのとれた食事の摂取とともに、先生と生徒のいい関係を構築するのに役立っています。

5.主要教科の他に書道や俳句を学ぶ

日本の子どもたちは、一般教科とは別に書道や俳句も学びます。日本人にとって書道は伝統的な絵画に劣らないほど人気があります。また、俳句は5・7・5の3句17音からなる定型詩で、シンプルな表現で読者に深い感銘を与えることができます。

これらの授業を通じて、生徒たちは、書道や俳句そのものだけでなく、日本の文化や何世紀にも渡る伝統を尊ぶ心も学びます。

6.ほとんどの学校に制服がある

日本のほとんどの中学校には制服があります。昨今では、オリジナル・デザインの制服も多くなってきましたが、日本の伝統的な制服といえば、男の子は詰えりスタイル、女の子はセーラー服でした。

みなが同じ制服を着ることで、学生間の格差がなくなり、気持ちを引き締めます。また、生徒たちの間の仲間意識を高めることにも役立ちます。

7.日本の子どもの就学率は、ほぼ100%

日本の生徒は学校をサボったり、遅刻することは滅多にありません。また、日本の生徒のほとんどは学習態度がよく、授業中、先生を無視したりすることがないともいわれています。

8.大学生活は人生の中の最高の『休暇(バケーション)』

受験地獄を脱すると、学生たちにはしばしの休暇が訪れます。日本で、大学生活はこの世の春を謳歌する『人生最高の時間』と考える学生が多くいます。

社会人になる前の『休暇(バケーション)』でもあります。

日本人から見ると疑問もあるけれど

上記の8項目は、確かに海外のほかの国の教育制度にはない点かもしれません。

いくつかは「なるほど!」と合点がいく点もありますが、全て当てはまるかと問われれば、首を傾げてしまいます。

中学や高校で、サボったり遅刻をしたりした経験のある人は「誤解だ…」と感じてしまうでしょう。

給食を食べて、塾へ通い、受験戦争を経て、勉強しない大学生になること…それが、知性的で強い健康を持ち、礼儀正しく、健康に気を配り、健康的な生活をしている日本人の美徳に結び付くのだろうかという疑問はあります。

ただ、これらの教育制度は、私たち自身のほとんどが経験していること。これらが海外から見ると、うらやましく見えることなら私たちはそれをもっと誇らしく思ってもよいのかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

出典
Bright Side

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