毒親は子の心をむしばむ 度が過ぎる『しつけ』は虐待になるという話
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配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。

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- 出典
- @sirasuoden
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まだ何も理解できず、言葉を発することもできない、生まれたばかりの赤ちゃん。そんな彼らに『心』を与えるのは、一番近い存在である親です。
もちろん子どもが持って生まれた性格もありますが、親が子どもの人格に与える影響はとても大きいと言われています。
厳しく育てたほうが失敗するんじゃないか説
双極性障害(躁うつ病)で通院している、しらすおでん(@sirasuoden)さん。
自分と精神疾患を持つ友人たちの共通点に『親のしつけが厳しすぎる』ことを挙げました。
人格否定や肉体的暴力、行動の強要…。投稿者さんたちは、『しつけ』ではなく『虐待』に近い教育を受けてきました。
過度なしつけは『毒親の虐待』になる
子どもに対して、児童虐待に近いしつけを行う親を、ネット上で『毒親(毒になる親)』と言います。
人格否定や過干渉、価値観の押し付け…毒親は、わが子の人生を支配し、子どもの人格形成に大きな悪影響を及ぼします。
そうやって育てられた子どもは、大人になっても『親の支配』からなかなか抜け出すことができません。その結果、精神を病んでしまったり、アダルトチルドレンになったりしてしまうと言われています。
【アダルトチルドレン】
機能不全家族のもとで育ったことにより、大人になっても生きづらさを感じてしまう人。
自信が持てなかったり、人の顔色ばかりうかがったり、常に不安を抱いていたり、生きるうえで多くのストレスを感じてしまう。
毒親の多くは、自らの行動を虐待ではなく『しつけ』だと思っています。そして、幼い子どもは「これは、しつけなんだ」と受け入れてしまいます。
確かに、親が子どもに教育することは大切ですが、子どもは親の『もの』ではありません。意思を持った、1人の人間です。
子どもを『1人の人間』として尊重し、助言しつつ正しい道へ導いてあげる…それが、親のやるべきことなのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]