人を寄せ付けない野良犬 伸びすぎた毛をカットしたところ? By - grape編集部 公開:2017-09-09 更新:2017-09-09 動物愛護犬 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ ヘアスタイルや服装など、身なりを整えるとなんだか気持ちまで明るくなれる…そんな人は多いのではないでしょうか。 それは、人間だけではないようです。 アメリカのロサンゼルスにある動物保護グループ『ホープ・フォー・ポーズ』。ある日、通報を受けて1匹の野良犬を保護することになりました。 その場にいたのは白いプードル。全身の伸びきった毛がべっとりと固まりになっていて、長い間世話をされていなかったことがうかがえる姿です。 警戒心むき出しのプードル 『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフは慎重にプードルに近付いていきます。しかし、ひどく怯えた様子で警戒心をむき出しにするプードルは、いまにもかみついてきそうです。 首輪をかけて捕まえようとすると、激しく吠えて抵抗。人間を信用していないのでしょう。 スタッフは何度も「大丈夫だよ」と声をかけて、プードルを落ち着かせようと試みます。プードルは、次第に大人しくなっていきます。 「大丈夫。傷つけたりしないよ」 スタッフの思いが伝わったのでしょうか。徐々に落ち着いてきたプードルは素直に首輪をかけさせてくれ、無事に保護することができました。メスであることが分かり、名前はドリーと名付けられました。 伸びて固まった全身の毛をカットして体をきれいにするのに、なんと2~3時間もかかったということです。これほどまでに伸びた毛のせいで、きっとドリーは歩いたり走ったりするのが困難だったことでしょう。 すっかりきれいな体になったドリーは、まるで保護される前とは別の犬のように穏やかな性格になっていました。 愛情によって犬の本来の性格が戻る 保護されてからまもなく、ドリーには里親が見つかりました。 『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフが会いに行くと、そこには本来の明るさと素直さをすっかり取り戻したドリーがいました。 新しい家族からたっぷりの愛情を受けて、幸せいっぱいのドリー。世界にはまだまだドリーのような悲しい境遇の犬たちがたくさんいます。1匹でも多くの犬たちが、優しい家族と巡り合えるように願わずにいられません。 [文・構成/grape編集部] 「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。 マラソン大会でハプニング ランナーと一緒に走っているのは?「大笑いした」しれっと一緒に走ってる! マラソン大会に飛び入り参加した『ランナー』が? 出典 Hope For Paws: A severely matted poodle gets rescued and then makes a transformation of a lifetime! Share Post LINE はてな コメント
ヘアスタイルや服装など、身なりを整えるとなんだか気持ちまで明るくなれる…そんな人は多いのではないでしょうか。
それは、人間だけではないようです。
アメリカのロサンゼルスにある動物保護グループ『ホープ・フォー・ポーズ』。ある日、通報を受けて1匹の野良犬を保護することになりました。
その場にいたのは白いプードル。全身の伸びきった毛がべっとりと固まりになっていて、長い間世話をされていなかったことがうかがえる姿です。
警戒心むき出しのプードル
『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフは慎重にプードルに近付いていきます。しかし、ひどく怯えた様子で警戒心をむき出しにするプードルは、いまにもかみついてきそうです。
首輪をかけて捕まえようとすると、激しく吠えて抵抗。人間を信用していないのでしょう。
スタッフは何度も「大丈夫だよ」と声をかけて、プードルを落ち着かせようと試みます。プードルは、次第に大人しくなっていきます。
「大丈夫。傷つけたりしないよ」
スタッフの思いが伝わったのでしょうか。徐々に落ち着いてきたプードルは素直に首輪をかけさせてくれ、無事に保護することができました。メスであることが分かり、名前はドリーと名付けられました。
伸びて固まった全身の毛をカットして体をきれいにするのに、なんと2~3時間もかかったということです。これほどまでに伸びた毛のせいで、きっとドリーは歩いたり走ったりするのが困難だったことでしょう。
すっかりきれいな体になったドリーは、まるで保護される前とは別の犬のように穏やかな性格になっていました。
愛情によって犬の本来の性格が戻る
保護されてからまもなく、ドリーには里親が見つかりました。
『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフが会いに行くと、そこには本来の明るさと素直さをすっかり取り戻したドリーがいました。
新しい家族からたっぷりの愛情を受けて、幸せいっぱいのドリー。世界にはまだまだドリーのような悲しい境遇の犬たちがたくさんいます。1匹でも多くの犬たちが、優しい家族と巡り合えるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]