人を寄せ付けない野良犬 伸びすぎた毛をカットしたところ?
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※写真はイメージ

『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
ヘアスタイルや服装など、身なりを整えるとなんだか気持ちまで明るくなれる…そんな人は多いのではないでしょうか。
それは、人間だけではないようです。
アメリカのロサンゼルスにある動物保護グループ『ホープ・フォー・ポーズ』。ある日、通報を受けて1匹の野良犬を保護することになりました。
その場にいたのは白いプードル。全身の伸びきった毛がべっとりと固まりになっていて、長い間世話をされていなかったことがうかがえる姿です。
警戒心むき出しのプードル
『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフは慎重にプードルに近付いていきます。しかし、ひどく怯えた様子で警戒心をむき出しにするプードルは、いまにもかみついてきそうです。
首輪をかけて捕まえようとすると、激しく吠えて抵抗。人間を信用していないのでしょう。
スタッフは何度も「大丈夫だよ」と声をかけて、プードルを落ち着かせようと試みます。プードルは、次第に大人しくなっていきます。
「大丈夫。傷つけたりしないよ」
スタッフの思いが伝わったのでしょうか。徐々に落ち着いてきたプードルは素直に首輪をかけさせてくれ、無事に保護することができました。メスであることが分かり、名前はドリーと名付けられました。
伸びて固まった全身の毛をカットして体をきれいにするのに、なんと2~3時間もかかったということです。これほどまでに伸びた毛のせいで、きっとドリーは歩いたり走ったりするのが困難だったことでしょう。
すっかりきれいな体になったドリーは、まるで保護される前とは別の犬のように穏やかな性格になっていました。
愛情によって犬の本来の性格が戻る
保護されてからまもなく、ドリーには里親が見つかりました。
『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフが会いに行くと、そこには本来の明るさと素直さをすっかり取り戻したドリーがいました。
新しい家族からたっぷりの愛情を受けて、幸せいっぱいのドリー。世界にはまだまだドリーのような悲しい境遇の犬たちがたくさんいます。1匹でも多くの犬たちが、優しい家族と巡り合えるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]