がんと闘った1組の夫婦を撮り続けた 『写真家』の正体に、涙が止まらない By - grape編集部 公開:2017-09-21 更新:2017-09-21 夫婦娘 Share Post LINE はてな コメント 出典:nancyborowick グアム在住のフォトグラファーであるナンシー・ボロウィックさん。 ある日、両親が『ステージ4のがん』であることを宣告されたといいます。ナンシーさんが受けたショックは、想像を絶するものだったことでしょう。 彼女はどうやってその事実と向き合ったのでしょうか。 1人の娘として、1人のフォトグラファーとして 両親の手助けをするために、よく病院を訪れていたナンシーさん。受け入れがたい現実から距離を置くことが必要だったといいます。 「フォトグラファーの私にとって、カメラは自分自身を守るためのツールでした」 nancyborowick ーより引用(和訳) 死に直面した両親に「自分がしてあげられることは何か」と考えたナンシーさんは、闘病生活を送る2人の姿を写真に残すことにしたのです。 Nancy Borowickさん(@nancyborowick)がシェアした投稿 – 2016 3月 14 10:29午前 PDT Nancy Borowickさん(@nancyborowick)がシェアした投稿 – 2016 3月 30 5:55午前 PDT いつだって愛と強さを持って日々を過ごしていた夫婦。 「どんなに悪い状況であれ、母はポジティブな心を忘れない人でした。彼女は2度もがんになり髪の毛を失いましたが、自身の人生を病に侵させはしませんでした」 nancyborowick ーより引用(和訳) これらの写真を通して、ナンシーさんは病気と闘っている人たちや、身近な人を病気で失った人たちに『希望』を与えたいと考えています。 最期まで二人三脚で生き抜いた夫婦と、『フォトグラファー』として2人を見つめ続けた娘の姿に、多くの人が涙を流しました。 美しい写真に、涙が止まりません。 あなたはとても素晴らしい仕事をしたと思います。 私も現在治療中なのですが、これらの写真を見て勇気をもらいました。ありがとう。 父親と母親がそれぞれ生涯を終えるまで、ナンシーさんはファインダーごしに両親を見つめ続けることをやめませんでした。 両親の写真は『The Family Imprint』という1冊の本にまとめられたそうです。 Nancy Borowickさん(@nancyborowick)がシェアした投稿 – 2017 4月 13 5:53午後 PDT 刺しゅうでできた表紙は、ナンシーさんの父親が作ったものなのだそう。ナンシーさんは「父にはクリエイティブな一面があった」と語ります。 両親に深い愛情と尊敬を抱いていたナンシーさん。彼女が魂をこめた「一生に一度」とも呼べる大仕事は、多くの人の心に刻まれたことでしょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 nancyborowick Share Post LINE はてな コメント
グアム在住のフォトグラファーであるナンシー・ボロウィックさん。
ある日、両親が『ステージ4のがん』であることを宣告されたといいます。ナンシーさんが受けたショックは、想像を絶するものだったことでしょう。
彼女はどうやってその事実と向き合ったのでしょうか。
1人の娘として、1人のフォトグラファーとして
両親の手助けをするために、よく病院を訪れていたナンシーさん。受け入れがたい現実から距離を置くことが必要だったといいます。
死に直面した両親に「自分がしてあげられることは何か」と考えたナンシーさんは、闘病生活を送る2人の姿を写真に残すことにしたのです。
いつだって愛と強さを持って日々を過ごしていた夫婦。
これらの写真を通して、ナンシーさんは病気と闘っている人たちや、身近な人を病気で失った人たちに『希望』を与えたいと考えています。
最期まで二人三脚で生き抜いた夫婦と、『フォトグラファー』として2人を見つめ続けた娘の姿に、多くの人が涙を流しました。
父親と母親がそれぞれ生涯を終えるまで、ナンシーさんはファインダーごしに両親を見つめ続けることをやめませんでした。
両親の写真は『The Family Imprint』という1冊の本にまとめられたそうです。
刺しゅうでできた表紙は、ナンシーさんの父親が作ったものなのだそう。ナンシーさんは「父にはクリエイティブな一面があった」と語ります。
両親に深い愛情と尊敬を抱いていたナンシーさん。彼女が魂をこめた「一生に一度」とも呼べる大仕事は、多くの人の心に刻まれたことでしょう。
[文・構成/grape編集部]