がんと闘った1組の夫婦を撮り続けた 『写真家』の正体に、涙が止まらない
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「三度見した」「これはバグってる」 花見のために買った『三色団子』に、20万人が驚愕三色団子を片手に、花見を楽しんでいた、@WT_nekoyanagiさん。 2025年4月7日に、花見の様子をXに投稿したところ、20万件以上の『いいね』が寄せられ、大きな反響を呼びました。

「猫を作ります」 完成した木彫り作品に「いや、天才すぎる」「普通に涙が出た」「完成しました」というコメントを添えて、Xに木彫りの作品を公開したのは、鑄(@CopperAndHammer)さん。 動物をモチーフにした数多くの作品を制作しており、たびたび話題になっていました。
グアム在住のフォトグラファーであるナンシー・ボロウィックさん。
ある日、両親が『ステージ4のがん』であることを宣告されたといいます。ナンシーさんが受けたショックは、想像を絶するものだったことでしょう。
彼女はどうやってその事実と向き合ったのでしょうか。
1人の娘として、1人のフォトグラファーとして
両親の手助けをするために、よく病院を訪れていたナンシーさん。受け入れがたい現実から距離を置くことが必要だったといいます。
死に直面した両親に「自分がしてあげられることは何か」と考えたナンシーさんは、闘病生活を送る2人の姿を写真に残すことにしたのです。
いつだって愛と強さを持って日々を過ごしていた夫婦。
これらの写真を通して、ナンシーさんは病気と闘っている人たちや、身近な人を病気で失った人たちに『希望』を与えたいと考えています。
最期まで二人三脚で生き抜いた夫婦と、『フォトグラファー』として2人を見つめ続けた娘の姿に、多くの人が涙を流しました。
父親と母親がそれぞれ生涯を終えるまで、ナンシーさんはファインダーごしに両親を見つめ続けることをやめませんでした。
両親の写真は『The Family Imprint』という1冊の本にまとめられたそうです。
刺しゅうでできた表紙は、ナンシーさんの父親が作ったものなのだそう。ナンシーさんは「父にはクリエイティブな一面があった」と語ります。
両親に深い愛情と尊敬を抱いていたナンシーさん。彼女が魂をこめた「一生に一度」とも呼べる大仕事は、多くの人の心に刻まれたことでしょう。
[文・構成/grape編集部]