投票用紙に「支持政党なし」 ある政党に投票したことになってしまう
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※写真はイメージ

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- 出典
- 支持政党なし
第48回衆議院議員選挙(以下、衆院選)が2017年10月10日に公示されました。投開票日である22日を目前に控え、ある『注意喚起』が広まっています。
「もはや詐欺じゃん」の声も
有権者の中には「支持したい政党がない」という意思を持つ人がいます。
その場合、問題視されているのが、投票用紙に『支持政党なし』と記入してしまうこと。
実は、『支持政党なし』という名称の政治団体が存在するのです。そのため、「国政を任せたい政党や人がいない」という理由で『支持政党なし』と記入すると、『支持政党なし党』に投票したことになってしまいます。
『支持政党なし党』は、「政策一切なし」を宣言しています。政策を持たない理由について、公式ウェブサイトには、以下のような説明がありました。
支持政党なしでは、党としての政策はありません。
議会において出てくる各種の議案や法案については、その議案や法案ごとに1つずつインターネットなどを通じて、皆様にその議決に参加していただきます。
一括してお任せいただく訳ではなく、個別にその議案や法案ごとに賛成多数であれば賛成に、反対多数であれば反対へと、皆様の使者として議決権を行使しに行くだけと考えております。
第48回衆院選では、比例東京ブロックに4人の立候補者を届け出ている支持政党なし党。有権者の中には、支持政党なし党の試みを好意的に受け取る人もいるかもしれません。
しかし、本来の意志とは異なり、誤って投票してしまう人がいるのも事実です。
Twitterでは、注意を呼びかける投稿が多く見られ、中には「もはや詐欺じゃん」「知らなかった」といった声も寄せられています。
「支持したい政党がない」場合は、投票時に注意してください。
[文・構成/grape編集部]