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2歳で両目を摘出 全盲のドラマー少年の演奏が心に響く

By - grape編集部  公開:  更新:

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全盲になりながらもドラマーとして活躍している、11歳の少年・酒井響希(ひびき)くんが注目を集めています。

2歳で両目を摘出

産経ニュースによると響希くんは、1歳半で目にできるがん『網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)』を発症。進行が早く、2歳にして両目を摘出しなけれがいけませんでした。

全盲になり、それまでできていた歩行や食事もできなくなるなど、泣いてばかりの日々を送っていたそうです。

遊べるおもちゃも少なくなる中、響希くんが興味を持ったのは音。

最初は飲み物を混ぜる棒の音や壁や柱を叩いて、音の違いを楽しんでいました。3歳のころにドラムセットを叩くと「ドラムを習いたい」と繰り返し口にするようになります。

父の健太郎さんは、当時このように考えていたそうです。

「障害があるから何もできないのではなく、特技を見つけて誇りを持ってほしい」

産経WEST ーより引用

今では、RADWIMPSの『前前前世』など、約20曲を演奏することができ、原曲を数回聞けば演奏を再現することができるそうです。

実際の響希くんの演奏がこちらです。

全盲で叩いているとは思えない響希くんの演奏に、多くのコメントが寄せられました。

・ぜひ生演奏を聞いてみたいですね。

・こんなに小さいのに力強い演奏で、勇気をもらいました。

・練習は本当に大変だったでしょうけど、これからも頑張ってください!

また、健太郎さんは響希くんとドラムとの関わりを『親友』と表現していました。

「ドラムを通じて色々な経験をして、たくさんの人と出会えた」と振り返り、「ドラムと出合って響希の人生は変わった。生涯の親友に出合ったのだと思う」と話す。

産経WEST ーより引用

産経ニュースのインタビューで、「たくさんの人に褒められてどう思いますか?」という質問に「人に勇気を届けられたような気がして嬉しい」と語っていた響希くん。

全盲に負けず、とことんドラムを極めて、たくさんの人を感動させるドラマーになってほしいですね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
世界に響け 全盲の11歳ドラマー少年産経WEST

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