隣の席の子が突然いなくなった『あの日』 震災の記憶受け継ぎ、未来につなぐ
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GACKT「キミは誰かから嫌われてない」 続く言葉に「腑に落ちた」「心が軽くなった」の声GACKTさんが、心のバランスを崩しそうな人へ送った言葉は?ネット上で反響が上がっています。
『クリスマス・イブ』は竹内まりやのために書いた曲だった しかし、ボツになり…『クリスマス・イブ』は、山下達郎さんが竹内まりやさんのアルバムのために書いた曲だった!?
- 出典
- ポプラ社
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兵庫県南部を中心に発生した、阪神・淡路大震災。6400人を超える人が亡くなり、多くの被害をもたらしました。
23年の時が経った、2018年1月17日早朝。被災各地で黙とうが行われる様子を、各メディアが報じています。
震災を忘れないために
震災による被災者や遺族者にとっては、忘れることのできない『あの日』。
しかし、長い月日が経ち、阪神・淡路大震災を知らない世代が増えてきているのも事実です。
2017年の終わりごろ、神戸市内では、犠牲者たちの名前が刻まれたモニュメントのうち、2か所が傷つけられるという被害が発覚しました。
一部の人による心ない振る舞いに、怒りと悲しみの声が寄せられるいっぽう、震災の記憶を継承していくことの難しさを指摘する声も。
震災を知らない子どもたちに、震災の恐ろしさを伝え、命の大切さを知ってもらうために、私たちはどうすればいいのでしょうか。
子どもたちに伝えていくために
震災を知らない子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい1冊をご紹介します。
阪神・淡路大震災をテーマに書かれた絵本『ゆずちゃん』。
震災で命を奪われた少女・ゆずちゃんのことを、クラスメイトであるたいちくんの視点から描いています。
「風船屋さんになって、みんなに希望や勇気を与えたい」
そんな夢を持った女の子・ゆずちゃんと、席が隣同士だった、たいちくん。
いつもと変わらぬ日常が、当たり前のようにやってくると信じていた少年は、突然の震災による同級生の死に、何を感じ、どう向き合うのでしょう。
『ゆずちゃん』を始め、阪神・淡路大震災を扱った絵本は、ほかにもたくさんあります。
それらを紹介し、読み聞かせをすることが、継承の一歩となり得るかもしれません。
震災により奪われた、たくさんの尊い命を悼むと共に、私たちが感じたさまざまな思いを、次の世代に受け継いでいくこと。
私たち一人ひとりの行動は、これから生まれる多くの命を守ることにも、つながっていくはずです。
[文・構成/grape編集部]