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「合意があれば、高校生同士がシテもいいと思う」足立区の中学で行われた授業に賛否の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

東京都足立区にある公立中学で行われた『性教育』が、都議会で「不適切だ」と指摘された問題で、授業前に行われたアンケートの内容が注目されています。

産経ニュースによると、行われたアンケートは次のようなもの。

・2人が合意すれば、高校生になれば性交をしてもよいと思うか?

・正しい避妊方法は「コンドームをつける」「膣外射精をする」「安全日を選ぶ」のどれか?

このアンケートは、中学3年生の生徒に向けて行われました。

学校としては、10代での妊娠が増えていることを踏まえ、「自分や相手を大切にし、無責任な性交を避けるべきだと教える目的」で行ったといいます。

しかし、「性交」や「避妊」は中学の学習指導要領で扱っていないため、都教育委員会は「かえって性交を助長する可能性がある」と問題視しているのです。

踏み込んだ性教育は必要か?

確かに、中学3年生に行う性教育としては、とても具体的な内容に感じるアンケートです。

都教育委員会が指摘する「かえって性交を助長する可能性がある」という意見に同意する声は、ネット上でも多く見られます。

「具体的な性教育を学校で行う必要はない」という意見

・さすがに踏み込みすぎ。中学3年生に、あえて知識を与え、性交をうながしているようにさえ感じてしまう。

・中学生に、ここまで教える必要があるのかな。個人的には不要だと思う。

・そもそも性教育は学校でやるものではなく、親が行うべきもの。個人差もあるのだから「全員まとめて」という思考に無理がある。

確かに、成長に個人差がある中学生の段階で「全員まとめて性教育するのは無理がある」という意見は正しいように感じます。

一方で、「なぜ問題視されるのかが理解できない」という声も…。

「具体的な性教育を学校で行うべき」という意見

・なんで問題視されるの?中学生をナメすぎ…みんな知ってるって。

・隠すのではなく、オープンにしてしっかりとした知識をつけてもらったほうがいい。これを機に学習指導要領に入れては?

・性教育は早い段階で行ったほうがいいと思う。いまはスマホで何でも調べられる…ネットの間違った知識が先に入るほうが怖い。

コメントにもあるように、現在は多くの中高生がスマホを利用しています。

ネット上の間違った知識を、何も知らない中高生が「本当だ」と勘違いしてしまう可能性も否定できません。

※写真はイメージ

「こちらが正しくて、あちらが間違い」と簡単にいい切れるほど単純な問題ではない性に関する教育。

実際、授業後に生徒の意見が変わったクラスもありました。

区教委によると、アンケートでは、授業前には5割近くの生徒が「合意すれば、高校生になればセックスをしてもよい」と答えたが、授業後には半減したクラスもあったといい、「一定の成果」だとしている。

産経ニュース ーより引用

時代と共に、環境が変わり、子どもたちが置かれている状況も変化しています。

「いままでは教えていなかったから」という理由で、性教育から目を背けることは難しいのかもしれません。

教師だけでなく、保護者や生徒など、さまざまな立場の人たちの意見を取り入れ、新しい性教育の『在り方』を模索すべきなのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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出典
産経ニュース

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