「もし、まだTOKIOに私の席があるのなら」 山口達也『わいせつ容疑』会見で思いを語る
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2018年4月25日、TOKIOのメンバーである山口達也さんが、強制わいせつ容疑で書類送検されたことが明らかになりました。
報道によると、同年2月、TV番組で知り合った女子高生2人に電話をかけ、山口さんが自宅に招待。
その際、飲酒した山口さんが、女子高生にキスをするなどのわいせつ行為をはたらきました。
驚いた女子高生は急いで部屋の外に出て、母親に電話。後に警察に被害届を出したといいます。
TOKIO山口達也『強制わいせつ容疑』について謝罪
ことのあらましが明らかになった翌4月26日、山口さんが記者会見を行いました。
記者会見冒頭、山口さんと共に現れた担当弁護士が事件の経緯を説明。会社として、山口さんの芸能活動の無期限謹慎を決定したと発表します。
続いて、被害者の両親からのコメントを紹介しました。
親としては、決して許せるものではありません。しかし、山口さんのこれからがあります。
1人の人間の未来が奪われてしまうことは望んでいないので、山口さんには娘の心の傷に向き合って考えていただき、娘についてはそっとしておいてもらいたい。
その後、山口さんは、身体を震わせ、涙を流しながら、何度も「申し訳ありません」「自分の甘さが原因です」と謝罪しました。
質疑応答では、TOKIOのメンバーや多くのファン、被害者への思いを打ち明けました。
【メンバーへの思い】
ひと言ではいえないんですが、城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也というメンバーで、23年間同じ方向を向いて走ってまいりました。
一緒にあのころから…30年くらいの人生を彼らと一緒に戦ってきて、助けて、助けられてTOKIOはここまで来れました。
しかし、今回私のこういう身勝手な件で、彼らがどれくらいつらい思いをしているのか、どういう思いでいま彼らが過ごしているのかっていうのを考えると、どうしたらいいのか分からないですけど。
彼らがいて、私がいるので…甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのももう彼らくらいしかいない歳になったので。
彼らがもしまだ信じてくれているなら、もし待ってくれている場所が、私の席があるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたらなあっていう…。
本当にすみません。
【ファンに対しての思い】
いつもいうように、TOKIOが5人いるだけでは、もちろんこの世界にいることはできなくて。
なぜTOKIOがいま5人そろって活動できるかといえば、もちろん、ファンの支えがずっとあったからこそです。
ファンがいないと、私たちは活動できません。
活動すればするほど、いろんなファンのかたが応援してくれて、小さい子から、年配のかたに応援してもらえるようなグル-プになりました。
本当なら、子どもたちの手本になれるような人間でなければいけなかったのですが…。
そのファンすべての人、関係者やスタッフのみなさまにも、謝っても謝りきれません。
【被害者への思い】
簡単に『心のキズ』ってそういう言葉ではすまされないことで。
「うちに来れば」って言葉にやっぱり断れなかったってこともあっただろうし、未成年からしたらやっぱり大人の男性は怖かったんだろうなっていうことを後になって気付きました。
もしかしたら、一生忘れられない出来事だったのかなあってことを考えると、本当に申し訳ないなと思います。
今回の件はすべて『自分の甘さ』が招いたものだったといい、何度も謝罪した山口さん。
これからは反省をした上で仕事をしっかりとしていきたいと述べます。
会見の最後、山口さんはカメラを見すえてこのようにコメントしました。
今回こういうことで、本当に世間のみなさんを心配をかけてしまいました。
いまの段階ではここまでしかお伝えすることができませんけれども、まだまだ被害者とそのご友人と、ご家族のかたは苦しまれていて、 とにかく早く公の場に出なければという思いで、こうしてやってまいりました。
まだ私の処分がどうなるか分かりませんけれども、それが出たら、まだみなさんにどうなる形か分かりませんが報告したいと思うのと…被害者のご家族のかたの言葉にすごく救われました。
本当に申し訳ございませんでした。
今回の件についてメンバーとはまだ誰とも話しておらず、いつかしっかりと向き合うとのことです。
[文・構成/grape編集部]