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「昔はよかった」が口癖の中高年にマツコが持論 「若い子に失礼だと思う」

By - grape編集部  公開:  更新:

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「昔はよかった」「最近のTVはつまらん」と現代を批判する中高年に対して、マツコ・デラックスさんが持論を展開。

2018年6月4日に放送されたバラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、その思いを語りました。

若い子に失礼

番組では「おじさんはなぜ『つまらん』と口をそろえるのか」という話題を取り上げていました。

「最近のTV番組はちっとも面白くない」。

「昭和には面白い番組がいっぱいあったのに、いまはどれもつまらん」。

このようなSNSで目に付く中年の投稿を、老年学研究者の島影真奈美さんが分析しています。

歳を重ねると身体と同じように、心も動きにくくなったり、感動する力が弱くなったりするといわれる。

TVに文句をいうのはその典型。

目の前の番組には感動できないけど、若いころのワクワク感は思い出せるので、昔のほうが面白かったと思う人が多いとのことです。

5時に夢中! ーより引用

『懐古主義的』な中高年を番組ではこのように紹介。マツコさんに意見を求めました。

感受性が下がったからなのかは分からないんだけど。

やっぱり自分に置き換えると、日ごろ楽しいと思って生きていないから、やっぱり仕事し出すと、「苦しい」とか「面倒くさい」のほうが大きくなってくるじゃん。

やっぱりそうなってくると、見える景色って変わってくるんだろうなって思うんだよね。

昔は責任もなかったし、その学生のころとかは。

だからそれがすべてだった訳じゃん、音楽だったり、映像だったり、なんでもいいけど。

それが人生の主たるものだった訳じゃん。そん時に受けている情報と、いまみたいな状況で受け取る情報って、そりゃ全然変わってくるよなって思うの。

5時に夢中! ーより引用

同じようなものでも受け取る側の状況が変わっているため、楽しめないのではないかと推察。

さらに自身の経験も含めて、持論を展開しました。

だから私も昔よくいっていたじゃん、「昔はよかった」って。

もうやめた。それにある日、私も気付いたの。自分がいけないんだって。

いまの若い子にしてみたら、いまの若い子が好きなものがいいのよ。

5時に夢中! ーより引用

いまでは「自分がいけない」と認めるようになったというマツコさん。

現代のTVなどを理解できない中高年に「『なんでそんなつまんないことやっているの?』というのは若い子に失礼だと思う」と意見を述べました。

マツコさんの意見にネット上では、「マツコさんは、こういうスタンスで意見をいえるのが好き」「マツコさんもちょっと丸くなったんだ」という声が上がっていました。

昔を懐かしむこと自体は悪いことではありません。しかし、昔ばかり見ていても感動することは増えてはいかないでしょう。

若者の文化や価値観をしっかりと受け止めつつ、幅広く吸収していけたら、いつまでも感動にあふれた素敵な人生が過ごせそうですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
5時に夢中!

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