「これがうつ病ということです」 母親が投稿した1枚の写真が、心に刺さる
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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気分の浮き沈みや食欲不振など、さまざまな症状を引き起こす『うつ病』。
周囲に理解されず、孤独な思いを抱える人は世界中に数多くいます。
うつ病の大変さをつづったある母親の投稿が、海外で話題になりました。
「これがうつ病というものです」
メッセージをFacebookに投稿したのは、アメリカ在住のブリタニーさん。
「これがうつ病というものです」という一文と共に投稿された、こちらの写真をご覧ください。
台所の一角に大量に置かれた、皿やフライパンなどのキッチン道具。
どうしても洗う気になれず、汚れた状態で放置していた食器たちを、まとめて洗った際に撮影されたものです。
台所の床に座り込み、汚れたままの食器を眺めながら泣いていたブリタニーさんの頭を支配していたのは、次のような考えでした。
「自分はどうしてこんなにダメなんだ」「早く片付けてキレイにしなきゃ」
頭では分かっていても、無気力な状態になってしまうのがうつ病。
料理や洗い物の片付けだけではなく、洗濯や掃除など、あらゆる家事に対しやる気が起きません。
子どもをお風呂に入れるなどの育児はもちろん、自分自身がシャワーを浴びたり歯磨きをしたりすることすら身に入らず、ブリタニーさんは苦しい思いをしていました。
※写真はイメージ
申し訳なさを感じてはいるものの、どうしても家事や育児をする気力がわきません。ブリタニーさんは「夫や周囲の人に、怠けていると思われたらどうしよう」と、不安でいっぱいな毎日を送っていたといいます。
ブリタニーさんは、世界中のうつ病に苦しむ人たちへ向けて、次のようなメッセージを送っています。
投稿に対し、ネット上では同じようにうつ病で苦しむ人たちから、共感の声が相次ぎました。
【ネットの声】
・私も母親ですが、まったく同じ状況です。夕飯の準備もできず、ただ泣いては眠る毎日を過ごしています。
・非常に多くの人が、苦しみながらもいえずにいたうつ病の実情を広めてくれてありがとうございます。あなたの勇気に拍手を送ります。
・苦しい思いをしているのは自分だけかと思っていました。自分だけではないと知り、ホッとしました。
ブリタニーさんは「同情してほしいのではなく、同じように孤独を感じている人に対し、独りじゃないということを知らせたかった」と語ります。
1人の母親の勇気ある行動は、独りぼっちでうつ病と向き合い、苦しむたくさんの人々の心を軽くしました。
[文・構成/grape編集部]