ヘルプマークに気付いたサラリーマン ある『ひと言』に救われた
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優先席で高齢者を立たせ、平然と座る若者 障がい者の意見に「本当にそれ」「広まってほしい」『若者の優先席利用』がネットで議論に。障がいを持つ年配男性が思ったこととは…。

墓参りに『ヘルプマーク』をつけて行った女性 親せきの行動に、あ然とするヘルプマークをつけていたところ、親せきににらまれたという、かねやん(@kinpiranshiki)さん。おばに理由を聞くと…心ない発言に、言葉を失います。
- 出典
- @totokawa_7
外見からは分からないけれど、周囲の配慮や援助を必要としている人に配布される『ヘルプマーク』。
公共施設などで『ヘルプマーク』を周知させるポスターを見かけることも増え、ひと昔前に比べるとマークの認知度も高まっている印象です。
しかし、いざヘルプマークを着けている人を前にした時「どう対応すればいいのか」と、迷う人も多いことでしょう。
精神疾患を持つトトカワナナ(@totokawa_7)さんが自身の体験を漫画化した作品をご紹介します。
ヘルプマークは「席を譲れ」というマークではない
「ヘルプマークは、思いやりマークみたいな感じ」
作中でトトカワさんがそう語っているように、ヘルプマークは相手に対する気遣いや思いやりを持つきっかけになる存在ともいえます。
もちろん、ヘルプマークの有無に限らず、相手の体調が明らかに悪い場合は席を譲るなどの配慮が必要です。
しかし先述した通り、ヘルプマークを着けている人は、難病の人や義足や人工関節を使用している人など、外見からはどのような状態なのかが分からない場合が多くあります。
一見大丈夫そうに見えても、もしかしたら相手は我慢をしている状態かもしれません。
人によって理由や症状はさまざまなため、一概にはいえませんが、ヘルプマークを着けているということは「助けてほしい事情がある人」ということ。
だからこそ、もしもヘルプマークを着けている人を見かけた場合は、こう声をかけてみてください。
「何か手伝えることはありますか」
その勇気は、決して無駄にはなりません。そのひと言を「大きな支え」と感じる人は多いはずです。
[文・構成/grape編集部]