受験会場前で財布を落とした受験生 気付いた大人たちから謎の悲鳴が…
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※写真はイメージ

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- 出典
- @tarksfujii
受験生に対して、受験失敗を連想させる「すべる」や「落ちる」という言葉は禁句。
縁起が悪いという理由で、受験生の前での使用は避けられることが多くあります。
それでもうっかりして、口から出てしまうことはあるのですが…。
受験会場で見た優しい世界
ある日、塾講師を務めている藤井 健志(@tarksfujii)さんは、受験会場前にいました。
すると1人の受験生が受験票を取り出した際に財布を落とし、そのまま歩き去ろうとする現場を目撃したそうです。
周りにいた先生や保護者たちもそのことに気が付き、受験生に指摘しようとしますが…。
「おい、あぁあおうわぁ~!」
突如、試験会場前に響き渡る謎の悲鳴。
どうやら「落ちたよ」という言葉をみんなが飲み込んだ結果、言葉にならない悲鳴が出てしまったようです。
幸いその悲鳴を聞いて受験生は財布を落としたことに気が付き、事なきを得たとのこと。
受験会場付近で見られた大人の気遣いに、コメントが寄せられていました。
・みなさん気を遣って…優しい世界だわ。
・とっさの判断でその対応、お見事です!
・とてもホッとする微笑ましいお話ですね。
様子を見ていた藤井さんは、その時のみんなの行動をこのように振り返ります。
この一事をもってこの国、いまの日本がいい国だといった話をしようとは思わないが、あの日あの場所に、ふさわしい心配りをしようとした素敵な大人が、確かにいた。
「落ちる」という言葉を使わないのは、ただのジンクスに過ぎません。
それでも「受験生たちの気持ちを下げるようなことはできない」と、細かなところまで気を遣う大人たちの優しさに心が温まりますね。
[文・構成/grape編集部]