認知症を発症した90歳の祖父 10年前から『準備』していた内容に反響
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ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
- 出典
- @gomachan_ks
grape [グレイプ] society
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ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
厚生労働省の発表によると、2012年時点で462万人だった日本の認知症患者数は年々増加傾向にあり、2025年には、認知症の有病率は5人に1人になるともいわれています。
「もしも自分が、認知症になってしまったら…」
発症する10年も前から、いつか訪れるかもしれない『未来』に備えていた男性のエピソードが話題です。
認知症に備えていた祖父のエピソード
エピソードを投稿したのは、90歳の祖父を持つごまたん(@gomachan_ks)さんです。
「少しでも世間様に迷惑をかけないように」
投稿者さんの祖父は、そんな思いから、認知症を発症する10年前から身辺整理を始めていました。
当時の祖父の具体的な行動や発言を、投稿者さんはこのように紹介しています。
■70歳(仕事引退時)
「正常な判断ができるうちに」と、免許を返納。
「人間老いるとワガママになる。周りの制止を振り切って運転して、人でもひいたら殺人犯だ」と祖父。
当時、月に1回、私と映画を観に行くのを楽しみにしていた祖父だったが、返納後の移動方法はタクシーに。
■75歳
自ら、GPS付きのシニアやキッズ向け携帯を契約してくる。
「ボケる前から首にぶら下げる習慣を付けておかなければ、いざボケた時に家族から付けられても多分捨てる」と、祖父は語っていた。
家族が祖父の位置情報を把握できるようになる。
■80歳
持ち物や衣類、すべてに名前を書き始める。
普段身に付けるものはもちろん、シャツの内側にまで、緊急連絡先を記載した布を縫い付ける徹底ぶり。
銭湯に持って行く石鹸ケースにいたるまで記名していた。
■82歳
満を持してボケる(認知症を発症)。
■85歳
ある日、家から突然消える。
GPSを確認すると、隣町の映画館にいることが分かった。母が映画館へ行き、出口で待機。無事に発見。
祖父は、鑑賞した映画にお気に入りの女優が出ていたことを喜び、楽しんだ様子。
■90歳
私が里帰りした際、3日連続で「久しぶりに映画でも行くか」と誘われる。
祖父が選んだのは、3日連続で同じ作品。
映画終了後は、3日連続で同じ喫茶店へ行き、3日連続で同じ感想を語りながら、3日連続同じプリンアラモードを注文。
事前の徹底した準備もあってか、祖父の介護をするほかの家族は「多少は大変だけど、おじいちゃんは自分で対策してたから、同世代のほかの家庭より、かなり楽だと思う」と語っているといいます。
投稿に対し、認知症患者の介護を経験した人や、将来『認知症を発症するかもしれない』多くの人からコメントが寄せられました。
・介護中に「少しは楽だと思う」といえる、投稿者さん家族も素敵です。なかなかいえない言葉です。
・おじい様の、危機管理能力に脱帽しました。
・学ぶところが、たくさんありました。
認知症の人にとって、周囲の人の支援や協力は必要不可欠です。
しかし、投稿者さんの祖父のエピソードを読んだ後では、発症してしまう前に自分自身で行える準備も同じくらい大切なことなのだと思えます。
高齢化社会を迎え、今後、認知症の患者は増加していくであろう日本。『介護を受ける側』『介護する側』の2つの立場から考えられる視野の広さを、私たち一人ひとりが持っていたものです。