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余命1か月の男の子に、『悟空』野沢雅子が素敵な対応 数か月後の展開に、涙…

By - grape編集部  公開:  更新:

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3人の著名人が集うトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)。

2019年7月28日の放送では、声優として活躍する田中真弓さん、山寺宏一さん、野沢雅子さんが、声の仕事やアニメーションについてトークを繰り広げました。

『ドラゴンボール』で主人公の孫悟空を演じる野沢雅子さんが明かしたエピソードに、反響が上がっています。

余命1か月の男の子に、『悟空』野沢雅子が起こした奇跡

アニメーションには不思議な力がある」という、野沢さん。

印象に残っている1通のファンレターについて、真剣な表情でこのように語り始めました。

私、ある時に…2月だったんですね、それは。(ある)お父さんから手紙が来て、「もう息子は病気で2月いっぱい持ちません。『ドラゴンボール』が大好きだから、色紙にサインを頂けませんか?」って。

それで私、ミキサーさんに頼んで「ごめん、テープ撮ってくれる?」っていったら「分かりました」っていって。

で、「オッス!オラ悟空!」ってその子の名前呼んで、「ぜってえに来いよ。オラが劇場で待ってっからな!約束だぞ!」って。映画が8月(公開)なんですよ。

ボクらの時代 ーより引用

野沢さんは、余命いくばくかの男の子を持つ父親から手紙をもらったことがあるといいます。

一度も会ったことのない男の子に対し、「少しでも長く生きてほしい」という思いを持った野沢さん。悟空の声で応援メッセージを録音し、男の子に送ることにしました。

すると半年後、男の子の父親から再び手紙が届いたといいます。

そしたらお父さんから手紙が来て、「息子が奇跡を起こして見られました。本当にありがとうございました」って。

ベッドで(映画館に)行ったらしいんですよ。ベッドで行って…絶対に座ることできないんですって。そしたら「どうしてもイスに座って見る」っていって、イスを持ってきたら、イスに座って見てたんですって。

(映画を)見られて、帰ってきて、あくる日亡くなったんですって。

その時に、お医者さんのお手紙が一緒に添えてあったんですよ。

そしたら「僕たちは勉強して、それで人の命を少しでも永らえようとか、生きさせようとしてお勉強してやってるんだけど、それもできなくて。アニメの力って何なんでしょう?僕、いま知らされました」って。

ビックリしました、もう。「すごいな、このアニメの力って」…その時すごくそう感じたんですよね。

ボクらの時代 ーより引用

「あと1か月持たない」といわれたにも関わらず、男の子は8月に公開された映画を見ることができたのです。

きっと、野沢さんと悟空との約束を守るため、半年の間頑張ったのでしょう。男の子が起こした『奇跡』に、医師も驚かされたようです。

医療技術が発達し、医師が最善の手を尽くしても、人の命を救えないこともあります。しかし、野沢さんによって、男の子は自らの意志で命を永らえることができました。

番組放送後、感動的なエピソードに多くの人が心打たれました。

・本当に素敵なエピソード。息子さんも半年の間、頑張ったんですね。

・アニメだけじゃなく、声優さんの力ってすごいですね。きっと男の子は、たくさんの勇気と元気をもらったんだと思います。

・泣いてしまった…。「絶対に映画を見る」って思いがあったから成しえた奇跡だと思う。そして、その意志を持たせたのが野沢さんの力。

映画館のイスに座って目にした悟空の活躍は、男の子の残りわずかな人生を鮮やかに彩ってくれたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
ボクらの時代

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