北海道のヒグマ駆除に、道外からクレームが殺到 「クマの怖さを知らないのか」と非難の声
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ホッキョクグマと並んでクマ科で最大の体長を誇る、ヒグマ。日本ではエゾヒグマが北海道のみに生息しており、国内で最大の陸上動物とされています。
人間が襲われるケースもあるため、札幌市はウェブサイトでヒグマの出撃情報を公開し、注意を呼びかけています。
※写真はイメージ
2019年8月14日、札幌市は以前から札幌市南区の住宅地に出現していた、体長1.5mにおよぶヒグマ1頭の駆除を発表。
これまで南区では、ヒグマによって家庭菜園を荒らされる被害が出ていました。住民への加害を防ぐため、札幌市は地元のハンターに依頼し、猟銃で駆除を行ったといいます。
ヒグマの駆除に対する『クレーム』に議論
同月15日、南区のヒグマ駆除に対し、およそ300件のクレームが寄せられたことを北海道新聞が報じました。
大半がヒグマを駆除したことへの抗議であり、クレームを受けた札幌市は「人命が最優先と判断し、クマの駆除はやむを得ない」と説明したといいます。
こういった非難の声はネット上でもたびたび上がっており、駆除が報じられるたびに「殺さなくてもいいのではないか」「クマがかわいそうだ」「人間による弱いものいじめだ」といった投稿を目にします。
一方で、クレームに対する非難の声も多数上がっています。今回のクレームについても、疑問を覚える人は少なくないようです。
・ヒグマがどれだけ恐ろしいのかを知らないのか?文句をいうなら自分で保護してみてほしい。
・クレームをいう人は、自分が襲われた時にヒグマと対話をするつもりなんだろうか…。
・かの有名な『三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)』を調べてヒグマの恐ろしさを知ってほしい。
エゾヒグマは体長が2mほどあり、体重は100㎏を超えます。人間が襲われたら、ひとたまりもないでしょう。
「かわいそう」と思う気持ちも分かりますが、人間と動物が共存するため、互いの生活圏を荒らす存在は見逃せないのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]