有里さんが描く『祖父母の家』 資料写真と記憶を重ねた細密イラストに「あれ、涙が…」
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有里(@tenkichi1212)さんは子どものころ、夏休みに訪れていた『祖父母の家』をイラストに描き、Twitter上に公開。
緻密な描写に、多くの人が驚かされています。
祖父母の家
瀬戸内海の小さな島にあるという『祖父母の家』。「いつかなくなってしまう前に、思い出を残しておきたかった」と投稿者さんは語っていました。
これらの絵は撮影した資料写真と、投稿者さんの記憶を頭の中でつなぎ合わせて、描いているそうです。
資料写真と記憶を重ねて生まれた、細部まで丁寧な描写
庭の植木や棚の食器など、細かなところまで描き込まれていて、住んでいる人の暮らしが感じられますね。エアコンの室外機には木製の目隠しが取り付けられていたり、庭の鉢植えが几帳面に並んでいたりと、家を大切に使ってきた痕跡が絵の中に刻まれています。
資料写真だけでは拾いきれない空気感や色の記憶を、投稿者さん自身の思い出で補いながら描き上げているとのこと。写真と記憶を組み合わせるという制作方法が、この絵に「懐かしさ」と「リアルさ」の両方をもたらしているようです。
また投稿者さんは、よく訪れていたという、近所の商店も描いています。
近所の商店
棚に駄菓子が描かれていますが、いまは島の子どもが少なくなってしまったため、扱わなくなってしまったそうです。
商店の絵には、かつてそこに並んでいたはずの駄菓子や日用品の棚が細かく描き込まれています。子どもたちが小銭を握りしめて訪れていたころの島の風景が、絵の中に静かに残されているようです。
絵を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。
・素敵です。夏休みに遊びに行ってた親戚の家を思い出し、懐かしくなりました!
・車庫の上が庭園になっているのが、ロマンにあふれていて好きです。
・エアコン室外機に木製目隠しが付いているなど、丁寧に手を加えていますね。大切に住んでいることがうかがえます。
「懐かしい」「あれ、涙が…」といった声が多く寄せられたのも、絵の中に暮らしの細部がきちんと宿っているからでしょう。自分の祖父母の家とはまったく別の場所であっても、どこか重なるものを感じる人が多かったようです。
知らない場所のはずなのに、どこか懐かしさを感じさせる投稿者さんの絵。見ているだけで、不思議と心が癒されますね。
[文・構成/grape編集部]