パイロット不在で出発が遅れていた飛行機 乗客の1人が操縦を申し出て…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
航空機の機内で病人やケガ人が出て、客室乗務員が「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と呼びかける場面は珍しくありません。
しかし「お客様の中にパイロットのかたはいらっしゃいませんか?」という場面は、滅多にないのではないでしょうか。
2019年9月、イギリス・マンチェスター空港からスペイン・アリカンテ空港へ向かう予定のイギリスの航空会社『イージージェット』の飛行機の出発が、2時間以上も遅れていました。
理由は「パイロットの1人が現れないため」。
一体いつになったら出発できるのか分からないまま、ただ待ち続ける乗客たち。すると空港内にいた1人の男性がある行動に出ます。
男性の名前はマイケル・ブラッドリーさん。妻と息子と一緒にスペインへ家族旅行に向かおうとしていた彼は、イージージェットに電話をかけてこういったのです。
「やあ、いま空港のターミナルで飛行機を待っていて何もすることがないんだ。ライセンスとIDを持ってきていて、すごく旅行に行きたいんだけど、僕が操縦してもいいかな?準備はできているよ」
実はマイケルさんはイージージェットの現役のパイロットだったのです!
家を出る前に、乗る予定の飛行機がパイロットの不在で遅れていることを知った彼は、念のためライセンスとID、さらに仕事用の靴を持参したのだそう。
マイケルさんからの電話を受けた担当者は「確認します」といっていったん電話を切りますが、38秒後に折り返しかかってきて「お願いします!どうかお願いします!アリカンテまで飛行機を飛ばしてください!」と懇願されたということです。
こうして搭乗したマイケルさんは離陸前の機内で乗客にその経緯をユーモアを交えて説明。「乗客の1人がパイロットだった」という幸運に見舞われた乗客たちは大喜びで、大きな拍手が沸き起こりました。
この飛行機に乗っていたミシェル・ポッツさんという女性が撮影した動画は拡散され、マイケルさんへの称賛の声が多く寄せられています。
もしあの場にマイケルさんがいなかったら、この便はおそらく欠航していたと思われます。
自分が家族を休暇を楽しみたいから…といいつつ職務をまっとうし、乗客全員を無事にアリカンテに連れて行ったマイケルさんに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]