近藤正臣はNHKの常連? 話題になった玉木宏との共演や、郡上八幡での暮らしぶりを調べてみると…
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近藤正臣(こんどうまさおみ)さんは、1966年に俳優としてデビューして以降、さまざまなドラマ・映画に出演している人物です。
特にNHKの作品への抜擢が多く、高い演技力で視聴者を魅了し続けています。
ここでは、近藤正臣さんが過去に出演した作品や、玉木宏(たまきひろし)さんとの共演、足でピアノを弾く特技についてなど、さまざまな情報をご紹介します。
近藤正臣はNHKの常連? 過去の出演作は
1966年に映画『エロ事師たちより 人類学入門』で俳優デビューして以降、50年以上の芸歴をもつ近藤正臣さん。今まで出演してきた作品の数は膨大で、特にNHKの作品にたずさわった数が多いです。
1973年には大河ドラマ『国盗り物語』(NHK)で、当時若手ながら明智光秀役に抜擢されています。
1992年、1993年、1997年にわたってシリーズ化されたドラマ『コラ!なんばしよっと』(NHK)には、パート1~3のすべてに出演しました。
さらに、2001年にはドラマスペシャル『聖徳太子』(NHK)で大兄皇子役、2003年には大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』(NHK)で武将・大野治長役を熱演。
2006年の大河ドラマ『功名が辻』(NHK)にも、武将・細川幽斎役で出演しています。
さらに、2008年には榮倉奈々(えいくらなな)さんが主演を務めた連続テレビ小説『瞳』(NHK)に、児童相談センターの職員役で登場。2012年の連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)では、服飾業界のドン・三浦平蔵役を演じています。
2015年の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)では、主演を務めた波瑠(はる)さんの夫・新次郎の父親役として、2019年にはプレミアムドラマ『盤上のアルファ~約束の将棋~』(NHK)で、将棋九段の千田正三役で登場しています。
そんな近藤正臣さんは、NHK以外の作品の出演数も多いです。
1969~1971年まではドラマ『柔道一直線』(TBS系)で、主演の桜木健一(さくらぎけんいち)さんのライバル役を演じ、1971年のドラマ『冬の雲』(TBS系)にも出演。1972年にはドラマ『地の果てまで』(TBS系)にも登場しています。
また、同年にはドラマシリーズ『必殺仕掛人』(テレビ朝日系)にも登場。2018年には、シリーズ化されている『科捜研の女』(テレビ朝日系)のSeason 17で、主演の沢口靖子(さわぐちやすこ)さんと頭脳戦を展開する天才活動家役を演じました。
近藤正臣は大河ドラマ『国盗り物語』で明智光秀役を熱演
近藤正臣さんが明智光秀役を熱演した1973年の大河ドラマ『国盗り物語』は、一介の浪人だった斎藤道三が美濃の国で大名に上り詰めるまでを描いた内容です。
斎藤道三の後継者とみなされていた織田信長や明智光秀にもスポットを当て、3人の武将の生涯を描いた大作となりました。
斎藤道三役に平幹二朗(ひらみきじろう)さん、織田信長役に高橋英樹(たかはしひでき)さん、明智光秀役に近藤正臣さんが抜擢されるなど、当時の若手俳優を中心に起用した大河ドラマということでも話題に。
近藤正臣さんは、才能はあるが戦乱の世に翻弄され、本能寺の変を起こした男・明智光秀を見事演じ切りました。
近藤正臣と玉木宏のコンビが話題に!
近藤正臣さんは、2019年2月に放送されたプレミアムドラマ『盤上のアルファ~約束の将棋~』にも出演しています。
『盤上のアルファ~約束の将棋~』公式サイトよりスクリーンショット
『盤上のアルファ~約束の将棋~』は、玉木宏さんが主演を務めるドラマで、33歳でオレ様な性格の新聞記者・秋葉隼介が主人公です。
新聞記者として花形の社会部から文化部将棋担当に異動を命じられた秋葉隼介が、将棋のプロになれなかった知人の師匠に出会うことで将棋の面白さにのめり込む物語。
無謀にも33歳からプロ棋士を目指し、人生を復活させるために奮闘する男と周りの人間模様を描いたドラマです。
近藤正臣さんは、棋士九段・千田正三役として登場しています。
主演の玉木宏さんと近藤正臣さんは、2015年の連続テレビ小説『あさが来た』で共演した過去があり、同ドラマで『面白い父子』を演じたことでも話題になりました。
『盤上のアルファ~約束の将棋~』でも、近藤正臣さんと玉木宏さんのコンビが復活するということで注目が集まったのです。
近藤正臣が足でピアノを弾く演技をしていた
NHKの作品への出演が多い近藤正臣さんですが、1969~1971年に放送されたドラマ『柔道一直線』も、近藤正臣さんの名が世に知れ渡った代表作です。
『柔道一直線』では、主人公のライバル・結城真吾役を演じました。
『柔道一直線』の近藤正臣さんといえば、ドラマ内で、ピアノの上に立ち、足で『猫ふんじゃった』を弾くシーンを披露したことが有名です。
当時の視聴者に強烈なインパクトを与え、今でも語り継がれています。
・昔、近藤正臣さんがピアノの上に乗って、足で弾いてましたよ。
・まさか足でピアノを弾いていた、いけ好かないナルシストっぽい人がこんな素敵なおじいちゃまになるとは!
・すごいピアノの弾き方をする人といえば、近藤正臣さんを思い出す。
・近藤正臣さん、かっこいい!足でピアノを弾く姿がまだ目に焼き付いてるし!
現在はベテラン俳優として、渋く圧倒的な演技を見せてくれる近藤正臣さん。『柔道一直線』では、端正なルックスも人気でした。
近藤正臣は郡上八幡で自然と共に暮らしていた
2019年で77歳の近藤正臣さんは、現在は岐阜県の郡上八幡で暮らしています。
『NIKKEI STYLE』のインタビューによると、ドラマのロケで郡上八幡を訪れ、その時に気持ちが安らぐのを感じたのだそう。
そして、2017年に郡上八幡に移住し、自然に囲まれた暮らしを満喫しているようです。
郡上八幡に魅せられ永住している近藤正臣さんは、情報番組『まるっと!ぎふ』(NHK)内で『近藤正臣のまるっと!郡上』のコーナーを担当し、郡上八幡の素晴らしさを紹介しています。
近藤正臣の現在・これから
近藤正臣さんは2019年6~7月にかけて放送された連続ドラマW『神の手』(WOWOW)に出演していました。
『神の手』公式サイトよりスクリーンショット
さらに、2020年1月からは土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』(NHK)の放送がスタートします。
ベテラン俳優として演技力の高さを見せながら、さまざまなドラマ・映画に出演している近藤正臣さん。これからの活躍も期待したいですね。
近藤正臣 プロフィール
生年月日:1942年2月15日
出身地:京都府
血液型:O型
身長:172cm
所属事務所:シーズ・マネージメント
1966年に映画『エロ事師たちより 人類学入門』で俳優デビュー。1973年の大河ドラマ『国盗り物語』(NHK)では、明智光秀役に抜擢される。以降も、大河ドラマや連続テレビ小説など数多くのNHK作品に出演。1969~1971年に放送されたドラマ『柔道一直線』(TBS系)では、足でピアノを弾くという離れ業を披露し、話題に。芸歴50年以上になる現在も、さまざまなドラマ・映画に出演し、ベテランの演技力で視聴者を魅了し続ける俳優の1人。
[文・構成/grape編集部]