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「居場所がない…」 日本で育った中国人女性 帰国後に直面した『壁』とは

By - grape編集部  公開:  更新:

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「どこにも属せない」「自分では選べない」というアイデンティティの葛藤を抱え続けてきたかいしさん。

アイデンティティとは、自分が自分に対して行う『自己規定』です。しかし、それは他者からの承認があって初めて安定するものといわれています。

かいしさんは、留学や駐在先で多様な文化や価値観に触れ、同じような背景を持つ仲間に出会えたことで「世界は私が思っていたのよりもっと多様で、広くて、可能性に満ちている」と気付いたそうです。

そしてコンプレックスだった「よく分からない自分」についても、「選ばなくてもいい、このままでいい」と認めることができたと語っています。

読者からは、たくさんの共感のコメントが寄せられました。

・「私は純〇〇人!」という人もいますが、純〇〇人なんて私は1人としていないと思ってます。育った環境や言語によっても、アイデンティティはそれぞれ。

・世界人、いいですね。何かの枠にはめようとしがちですが、はまらないことのほうがほとんどです。

・私も外国で差別や理不尽な扱いをされたことがあります。未だにアイデンティティのことで悩んでいます。今回の投稿を見て少し心が軽くなりました。

人を植物に例えると、生まれ育った国の文化や歴史、母語というのは土壌のようなものかもしれません。

土壌から出た芽は、雨風に打たれながらも経験や出会いを糧にして成長し、『自分という花』を咲かせることができるのでしょう。

「自分にとって大事な価値観は何か、どんな生き方を選ぶのか」といった問いは、外国にルーツを持つ人に限らず、誰もが直面する問題です。

かいしさんのエピソードは、多くの人に勇気や生きるヒントをもたらしてくれますね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
kaixi_j

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